少女期の絵の先生に巡り会ふ教育実習の中学校で
教育実習で母校の中学に行ったら、指導教官が子供のころ通った絵画教室の先生だった!
私の大学の学部学科で取れる教員教科は〇〇科と中学美術の二級だった。
私が選択したのは美術の方で、これを取ったところで美術の先生として採用されるわけもなく、また能力もないのは解っていた。
解っていて行ったのは母が教育課程を取っておいた方がいいと勧めたから。
母は私にある職業につけさせたいという(勝手な)夢を持っていて、私が最後の最後で違う学部に行ったので恨んでいた、
だからこれ以上母に反抗せずここは表面的に言うことを聞いておいた方が得策だと思ったからだ。
それでも楽しいことがあった、
絵画教室の先生と再会したし、しばらく中学生と文通したり子供ができてからも会ったりした。
生涯付き合っている他の大学の友人とも知り合った。
先生は指導していて、私の能力のないのに呆れていただろうが、懐かしい思い出である、