海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

クリスマス

2016-01-28 05:41:53 | 短歌

われ五歳、風呂敷を頭に演じたる生誕劇は今も忘れず

電飾を飾りたる家わが町も五年前より少なくなりぬ

クリスマスの雪は降り継ぐデパートのショーウィンドーの人形の上に

マッチ売りの少女の見たる団欒はまことなりしか クリスマス・イブ

クリスマスケーキ工房クリームを塗る手が回る夜を徹して
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雪の褥

2016-01-25 14:32:07 | 短歌

まっさらな雪の褥を踏みしだく少年の靴跡荒々し


寒波が来て鹿児島長崎など九州でも雪が積もった。
名古屋駅前の映像も雪が積もっている。
しかし大阪は全く降っていない。
有難いけれど、めったに降らない地方では雪景色はワクワクする気持ちになる。

この歌はワクワクしてまっさらな雪に跡をつけるというより、清らかなものを凌辱したいという少年の内なる衝動を詠った・
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報告

2016-01-22 14:25:21 | 日記

20日に医院でもらっていた薬が切れ、午後から泌尿器科へ行って来ました。
先生は「治ったら来なくていい」と言っていましたが、私としてはちゃんとと検査して治ったかどうか確かめたかったです。
治ったかどうか患者が決めるのは「症状がなくなったら」ということでしょう。
でも症状がなくなってもまだ治っていない場合もあって、薬を飲なくなったらぶり返すからより慎重に対処するならもう一度検査をしたほうがいいというのが私の考えです。
しかし、かかった医師は「5日の飲めば経験上治る、それでもぶり返したら薬をもう一度飲めばいいだけ」という考えです。
「慎重な人ですね」だって・・皮肉か。。(ちょっと偏屈なところのある先生です)
最初に菌の耐性を調べた検査の結果が解る日にもう一度来なさいと言うのが患者の立場に立った親切だと思うのです。
そういう説明がなかったからぶり返しておかしいと思ってから行ったから数日手当てが遅れたのです。
だからこそ今回は慎重に検査をしてちゃんと治ったと確かめたかった私(患者)の気持ちが解らない医師だなと思いました。
年に一回の検査でしか接しなかったですが、病気で行くと今まで気がつかなかった欠点が見えてきました。

それで検査の結果は正常になっていてまた数日様子を見ていましたがやっと治ったようです。
ご心配いただいてありがとうございました。
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実はちょっと病気。。

2016-01-19 21:49:46 | 日記



大変なほどの病気ではなく、すごく体調が悪いような病気ではないけれど、1週間前からちょっとした病気で憂鬱。
寒い時期でもあり家にこもっています。
病名はあまり書きたくないけれど、病名を書かず思わせぶりな文章だけでは心配をおかけしそうなので書きますね。
膀胱炎です。
女性に多い病気で、やっかいなのは再発がしやすいのです。
最初に処方された薬は効かなかったのです。
その薬に耐性のある菌だったので。
先生も菌のタイプの結果がわかる日にまた来てくださいと言ってくれたらよかったのに、言ってくれないから薬が切れて数日してまたぶり返して医院に行きました(ここで医師に対する評価は急降下)。
今度は菌に対して耐性のない薬に変えてもらって5日間。
でもなんとなく完全にすっきりしていないような気がして、また明日医院へ行ってみます。
もう少し経ってもちゃんと治らないようなら病院を変えてみようかと思ったり。
若いころ再発を繰り返して苦労したことを思い出して神経質になっています。
ああ、憂鬱!
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冬の三日月

2016-01-15 20:55:41 | 短歌


鋭角のメタセコイアの森の上に吊られたような冬の三日月
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初雪

2016-01-12 08:34:14 | 短歌


ふるさとのりんご畑の香がするとあなたが言った初雪がほら


今日は寒く横浜に9日遅く初雪が降ったそうです。
この歌は二人で暮らす部屋の窓から初雪を眺めているシーンとも、初雪が降った日前に別れて故郷へ戻ってしまった恋人を思っている歌とも取れます。
しかし最後の「ほら」で今初雪を見ていると取る方がロマンティックで初々しい恋の歌になります。
故郷から遠く離れて暮らしていて故郷に思いをはせる恋人の気持ちに寄りそう作中主体。
『神田川』の世界、後者の意味だったら『なごり雪』ですね。
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閉店

2016-01-10 14:51:39 | 日記


短歌専門誌を定期購入している書店から電話がかかってきた。
今月いっぱいで閉店するので今月の雑誌はどうするか?来月以降別の支店で購入するのであれば手続きしますからということだった。
順大手の書店の支店だ、もともとそれほど売れる数が少ないうえに1年前にスーパー内に本屋ができたのでその影響大なのだろう。
駅前といっても郊外の街・・二つも本屋がいらないくらいの購買数だと思う。
別の支店と言われても・車・バス代を払って毎月取りに行くわけもなく・・出版社に直接振り込んで購入する方法もあるが半年か一年契約なので、近くの書店で取り寄せする方が辞める時はすぐに辞められるので、そのスーパーの本屋に問い合わせたら当然のことながら取り寄せをしてくれるというので来月からそちらに頼むことにした。

私は歌集なども今までの書店で取り寄せてもらったのだがが、それも新しい店で可能だろう。

駅前の店は結構よく入れ替わる。
新しい店は1から2年してもうからないとまた撤退する。
早かったら半年。
またチェーン店でも別の意味でシビアなのだろう、それよりは長いがやっぱり撤退する。
あ!そうだ、長い間あったマクドも撤退する!
しかし撤退したらまたなにかは入るのでシャッター通りにならないだけましだが。。
書店のあと何が入るのだろう?
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2016-01-07 10:41:21 | 短歌


シャッターの鎧をまとひ月光の糸くずさへも入らない家

十二時に三つの針は重なりて柱時計が歌ひはじめる

天井の板をずらせば我の眼に確かにありし暗闇の国

蛇口から雫が落ちてトラップの誰も知らない湖が波立つ

テーブルにしづもる夜のスプーンの湖を見知らぬ影が横切る
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ヤマガラ

2016-01-05 19:20:46 | 短歌


おみくじを持ちくる芸をせし鳥の名がヤマガラと今ごろに知る




1)賽銭を渡すとヤマガラ使いのおじさんが篭をあけ、ヤマガラに1円玉を渡す
2)参道を進み、賽銭箱に金を落とし、鈴を鳴らす
3)階段を登り、お宮の扉を開け、中からおみくじを取り出す
4)おみくじの封を開け、調べるようにクルクル回しておじさんに渡す
5)麻の実をもらって篭に戻る


私の子供のころには神社の縁日などでこういう芸を披露している小鳥がいた。
その芸が上手でいつも感心して見ていたのを今でもよく覚えている。
私が見たのは神社ではなく、多分心斎橋筋の難波に近い路上だった気がする。
その芸を披露した小鳥の名前がヤマガラだと最近知った。
鳥獣保護の立ち場からこの芸をヤマガラに教え込むことはなくなり、1990年ごろ途絶えたそうだ。
ヤマガラは賢い鳥で芸を仕込むことができたそうだ。
明治のころにはもっと複雑な芸があったらしい。
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カラス

2016-01-03 08:29:57 | 短歌


大いなるカラスの羽音過ぎてゆくゴミ収集日の朝の空に

浮世絵の藍から茜に夜が明けカラスの群れが飛んでゆきたり

夕暮れに優しき色に変はりたりねぐらへ帰るカラスの群れは



ごみ袋をつついて生ごみをまき散らすカラスは憎らしい。
しかし明け方や夕暮れの空を飛んでいくカラスの群れはなぜか優しく見える。
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