海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

石膏の天使

2014-06-30 05:28:23 | 短歌


階段にわざと置かれているのだろう片翼のない石膏の天使

階段の石膏の天使は神様に見捨てられたか汚れたままで

灰色に汚れてしまった石膏の天使は天にもう帰れない

神様はわかっていたさこの世には天使の住めるところなどないと




ある日小さな公園の階段に汚れた石膏の天使像が置かれていた。
だれかが捨てて行ったらしい。
なんだかそこに意味を感じてしまう
片方の翼がなくなっている。
折れた翼はあとで近くの側溝で見つけた。
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菜の花畑

2014-06-29 11:03:17 | 短歌


魂はすぐには飛んでいかぬもの菜の花畑の黄がさざめく

夕暮れの菜の花畑に消えた子の声が聞こえる「わたしはいくつ」

菜の花畑のイメージはどうしてか魂がどこかに残っているような幻想的なもの。
菜の花浄土とか四国のお遍路さんと菜の花畑が結びついているイメージが浮かんでくる。
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蝉羽月

2014-06-25 21:39:51 | 短歌


蝉羽月うすき縁の君ゆゑに波立つ胸の湖に漕ぎ出す



蝉羽月は六月の別名。
古典的でとても優雅な名前だと思う。
旧暦の6月は新暦の7月ごろだから、蝉が鳴き始めるころ。
夏になり蝉の羽根のように薄い衣をまとう頃だからこの名前になったという。
蝉羽月だから「薄い」にかかることがある。
ということで言葉のイメージだけで作った歌。
こういう歌は中身がないので提出歌にはならない。
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キャベツ

2014-06-25 14:41:21 | 短歌


キッチンの春の光が入りこむ半切りキャベツの迷路の中に
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沖縄慰霊の日

2014-06-23 16:24:23 | 短歌



風葬の死者たちの声流れきてだれかを呼ばふサトウキビ畑

刻むべき時を持たない死者たちの名前連なる摩文仁の礎

母を子をわが手にかけしと老人の語りてやまず戦世の修羅

この島は戦場なりき目の前の沖縄の海美しくとも

いくつもの特攻機産む悲しみに母艦の浮かぶ海蒼かりき

特攻機沈める海は群青にただ美しく何も語らず

   
ジェット機が轟音立てて飛びゆけり戦なき世の美ら海の果て
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駅のホーム

2014-06-21 14:54:37 | 短歌


よろけつつ主の後追う影ひとつ最終電車の去りしホームに
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花たち

2014-06-19 04:47:33 | 日記


今の季節が一番いいなぁ~
花が次々咲く
今は紫陽花が盛りを過ぎて来て、百合が咲いている。
写真は鉄砲百合で、ずいぶん前に球根を植えたら毎年咲いてくれる。
他に去年大きなプランターに植えたものの半分が今年も咲いた。
こちらは黄色い百合、小さい黄色の百合、赤紫の百合。
プランターなので来年はもう無理かもしれない
ピンクの玉すだれも少し咲いている。
のうぜんかづらも咲き始めた。
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子猫

2014-06-16 05:38:48 | 日記


数日前から家の前の側溝のあたりで子猫の声が聞こえていた。
どこにいるのか探しましたがその時は解らなかった。
おとといのことと、裏動線通路に置いてある物置の下から子猫が姿を表してよちよち動いている。
まだ目も開いていないようで人がいてもわからないらしく無防備。
物置はブロックの上に設置しているのでそのわずかな隙間に入り込んで数日前に子を産んだのだろう。
雨もしのげるし外敵からも隠れることができる。
そこへ道路の方から母猫が帰って来た。
私たちはいったん家に入り、しばらくしてまた見に行くとまた子猫だけだった。
居つかれると困るのが・・今子猫を捕まえて外に放り出しては死んでしまうかもしれず、もう少し大きくなって親と一緒に行動できるようになったら出て行っていただこうと思った。

きのうのお昼前子猫は物置のあたりから勝手口の横の物干し場まで親をさがしてか姿を現した。
歩き方はよたよたして痩せている。
なるべく庭に出ないようにして元の物置のあたりに戻るのを待った。
母猫はたまに戻ってくるようだがこちらを顔を合わせてしまうこともあり、そうすると逃げて行ってしまう。
そして午後3時半ごろ、家人が水撒きに駐車場スペースに行ってそこで子猫の死骸を見つけた。。
そこからはかなり離れているのにシャッターのあたたりには少量の肉片が。。
カラスにやられたのか。。
物干し場から駐車場スペースまではかなり離れている。
子猫が歩いていくには遠いから途中で襲われたのかもしれない。
無防備に物置の影から出て歩いているのでいつかカラスに襲われるのかと思っていたけれど、姿を見つけてからたった一日なのに。
お昼前には生きていた姿を見たのに、なんて儚いのでしょう。
野良猫は歓迎すべき存在ではなく増えては困るのが、しかしいたいけない子猫を見れば無事に育ってほしいという矛盾した感情を抱く

去年見かけた子猫は隣家の空家の床下に巣をつくっていて2匹いた。
人がいないので母猫もよく一緒にいた。
床下が広いのであまり外へ出てこなかったようだ。
うちの家を出産場所?巣に選んでしまったのが不幸だった。
物置の下は狭いし、裏動線はどうしてもたまにはそこへ行かなければいけないので、母猫が来にくかっただろうす。
また子猫は1匹だったから余計親がいないと不安で外へ出てきてしまったようだ。

少し前には隣の家の排気口に巣がある椋鳥の雛がカラスの襲われたようで死骸が裏導線の通路の落ちていた。
やっぱりカラスのようだ。
野生で生きるのは厳しい。

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くちなし

2014-06-14 11:31:57 | 短歌


咲ききればたちまち茶へと色あせるくちなしの花の白をかなしむ

花が小さいせいもあるのか八重の花がちゃんと開ききるまでに白の花びらが茶色がかってくる。
哀しい花。。
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クチナシ

2014-06-11 09:59:28 | 日記
昨日見たらいつの間にか花が咲いていた。
鉢植えで八重だが花は小さい。
写真を撮ろうとしたら八重に綺麗に咲いてゐる花がなくて断念。
それに白い花は盛りを過ぎると茶色になりそれまでの美しさを裏切って汚い。
特にくちなしは茶色に変わるのが早いような。。
これもすぐには散らない花なので茶色になると無残だ。
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