海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

明石海峡

2009-01-30 07:39:44 | 日記
私が好きな思い立ったらすぐ行ける海としては赤穂御崎と舞子・明石辺りの明石海峡がある。
すぐ行けるといっても赤穂御崎までは所要時間3時間弱、明石までは1時間半。
別に片道3時間以内は「ちょっとそこまで」の距離感覚。

昨日は1月とは思えない暖かさと晴れの日・・・明石海峡を渡ってみたくくなって8時半に家を飛び出した。
10時5分発のフェリーに間に合った。

明石から淡路島に渡るには高速船とフェリーがある。
高速船の方が時間が短く、確か値段も安い。
でも私はフェリ-だ!
理由はデッキがあって、海と大橋を直接見れて潮風を感じることができきるから。
船が明石海峡大橋の下を通るとき出来から橋を見上げた時、そのボリューム感が圧巻だ。
ちょうどこの写真のような感じになる。
明石海峡のような潮流のきつい海によく橋を架けたもの。
その技術力に感嘆する。
薄いコンポーズグリーンの橋のフォルムは本当に美しい。

昨日は船の着いた淡路島の岩屋から近くの温泉施設まで行った。
山の中腹にあり、露店風呂から明石海峡と大橋が見える。
しかしそこまで行くバスは1時間に1本。
20分時間をつぶしてバスに乗った。
最後まで乗っていたのは私一人。

施設に着いたら日帰りツアーの団体さんが食事中・・
今のうちにとお風呂に行ったら誰も居ない!
明石海峡を見ながらの露店風呂が独り占め
なんという贅沢なんだろう

帰りの港までのバスも私一人。
明石まで帰ってアナゴで有名なお店でランチの寿司メニューを食べた。
本当は27日で昼の営業を終わったそうだ。
でも遠方からでも来る客が多いので2月末では仮に店を開けていて対応してくれるそうだ。
どちらにしても明石まで来て外食する事もないだろうし、まして夜に来ることもない。
よかった・・これが最後のアナゴ
ここでも一人だった。

昨日は何もかも貸切りだった。
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冬の街

2009-01-29 05:16:52 | 短歌
冬の夜に樹の影たちが溶けたとき灯りが描く別の輪郭

流星雨降るはずの夜切り売りの空しか見えぬ街のマンション

信号は規則正しく青になり誰も渡らぬ交差点照らす

交差点斜めに渡る人の群れぶつからぬよう伸び縮みする

規制線の中であの日に起きたこと打ち明けたくて鴉が騒ぐ

空き缶は車内の眠り破りつつ乗客の足の間さまよう

肩と肩が触れない前に満員のランプが赤くつくエレベーター

知らぬ者同士の息を閉じ込めてエレベーターは最上階へ

シースルーエレベーターが動き出しおまけのように街が見える

お姫様みたいな気分に二秒間してくれ開く自動式ドア



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水彩画

2009-01-28 10:17:59 | 日記
60号が完成して1週間は開放感でボーーとして過ごした。
そろそろ新しい絵を描かなければと昨日6号に鉛筆で下書きをした。

下書きは6号といってもそれなりに時間がかかる。
1M以上のサシを振り回して描いた60号の下書きに比べればはるかに楽だけれど。

今度は苦手な植物や花も少しある構図。
前よりは陰影を際立たせる描き方が解ってきたので、緑を描くのにも挑戦
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駅間の時間 河野裕子

2009-01-26 08:57:43 | 短歌
河野裕子さんの病気の再発を知ったのは去年の10月だった。
手術から8年経っていると言うのに。。

その後に詠われた歌は彼女の絶唱であり、心を打つものだった。

河野裕子さんの歌はいつも日常を詠ってをり、私の好みとはいえなかった。
学生時代にめぐり合った好きな人と結婚し、その人が同じように短歌をする人で、短歌ずっと続け幸せな結婚生活を送ってきて、彼女の歌う歌は何気ない日常の光景や気持ちで真っ直ぐで陰がなかった。

私は日常的な歌でなく陰のある想像力を羽ばたかせるような歌が好きだから。。

でもガンという病を得て、死と向き合う彼女の歌は今までとは違う。
山川登美子の歌に通じるものが感じられる。

しかし山川登美子と決定的に違う部分はそんな過酷な状況でお互いを思いやる夫婦愛が詠われていると言うことだ。
それは読む人の心を打つ。

だからこそ何とか病気に打ち勝ってほしいと願わずにはいられないのだが・・・
河野裕子さんのお歌にどんな事が詠われているのか、はらはらとは見守りたくなる。。

角川『短歌』2月号に30首の連作が載っていた。
どれも心を打つけれど、病気のことを真正面から詠っている歌を選んで掲載するのが辛い。
本を手にとって読んでほしい。


1首だけ・・

 冬の底の寒さといへど母が死に心は少し楽になりゆく

河野裕子さんのお母さんは去年亡くなられたようだ。
母が亡くなって悲しくない人間などいない。
しかし自分より早くお母さんが亡くなられて、これで逆縁の不孝をかけることはなくなったと言う安堵。
その気持ちのほうが強いと言うことだ。




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自解3

2009-01-26 07:55:40 | 短歌
 大壁画を見事に無視し通勤の群れはずんずん前へと進む

去年の12月東京へ行った時、次の日の朝、岡本太郎の大壁画を見に渋谷駅へ行った。
ここに設置されて数ケ月だったと思う。
渋谷駅に着いたのは9時半ごろだった
渋谷駅の新しい商業施設への通路に設置されたと言う・・探したらすぐわかった。

とても広い通路の壁にその壁画はあった。
警備しているガードマンがとても小さく見える。
大壁画のすぐ下は朝の通勤の人の通り道になっている。
9時半でも10時からの勤務の人なのだろう、かなりの人数の人が群れとなってひたすら前を向いて早足で歩いていく。

初めて壁画が設置された日はそういう人たちも一瞬絵を見たかもしれない。
しかし毎日そこを通って通勤している人にとって当たり前のただの壁に過ぎない。
絵を見ている余裕などない。

壁からかなり離れてその人の波の上の大壁画を<鑑賞>している人など私一人。
なんと言う暇人なんだろう。

皆生きるために必死で働いている、そして衣食足りてこその趣味であり、芸術であるのだ。


もし休日であれば私の印象も違ったものになったかもしれないが。。
あの場所は芸術作品を鑑賞する場所としてはふさわしくない。
やはりどこかの美術館に展示すべきだった。
巨大すぎて管理できる美術館がないのだろう(費用の点でも)


通勤の人の群れと芸術作品の大壁画の対比・・・それを歌に詠んだ。
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淡雪

2009-01-25 11:21:59 | 短歌
朝はほんの少し雪が積もるほどでなくあったが、すぐに消えてしまった。
淡雪。。

儚い感じの淡雪は情緒的な歌材としてよく取り上げられる。
万葉集には多くて、

 泡雪は ちへにふりしけ 恋しくの けながきわれは みつつしのばむ

 泡雪の ほどろほどろに ふりしけば 奈良の都し おもほゆるかも

 泡雪の 庭にふりしき 寒き夜を 手枕まかず ひとりかもねむ


もっとたくさんある。
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駅弁大会

2009-01-22 08:51:46 | 日記
お正月に東京のデパートの駅弁大会のことをTVでしていた。
歴代一位は北海道のいかめし。
それにタコで対抗すべく西明石駅の「ひっぱりだこ」と高松駅の「たこめし」が紹介されていて急に食べてみたくなった。

21日から阪神で駅弁大会で昨日今日行ってみた。

10時5分前に阪神百貨店の前に着くとかなりの人が待っていた。
エレベーターが8階についてドアが開くとTV局の取材のカメラが待ち構えていした。
まずは和田山駅の普通の釜飯と牛肉釜飯を買ったた。

それから駅弁が集まっているコーナーで、「ひっぱりだこ」を買った。
そのとき10時20分・・新神戸駅の「夢の超特急弁当」はもう売り切れだった!
これは先日のO系新幹線引退と関係あるのだろうか?

「ひっぱりだこ」を昼食べると煮蛸はやわらかくてご飯は甘みのあるしょうゆ味、だしが利いていておいしかった。

食べる前に写真を写せばよかった。
容器は蛸壺の形になっている。
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瑞々しい歌

2009-01-21 12:54:44 | 短歌
最近は1日1首ていどは歌が出来ている。
しかし、今出来る歌は都会の乾いた雰囲気だったり、対象から少し距離を置いたり、斜めから見たりするクールな歌が多い。

ネット歌会の他の方々の情緒的な、あるいは瑞々しい気持ちを詠った歌を拝見すると、私もまたこういう感じの歌を詠いたいなと思った。
どんな傾向の歌ができるかはその時の心の状態、外側の風景などの条件が作用するので、自分でコントロールして詠うことは難しい。

しかしある程度は心がけることができると思うので努力してみることにした。
今の季節情緒的なイメージを呼び起こすものといえば・・・雪・枯葉・山茶花・冬の薔薇とか。。

電車に乗っているとき雪からのイメージで相聞的な歌が出来た。
今出来るどんな歌も一度どこかへ提出用なので、すぐにはブログには載せられない。
どこかへ投稿して結果がわかってから・・だから多少季節がずれてしまったりする。
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記念品

2009-01-20 17:43:30 | 短歌
昨日郵便受けに新聞社からの封筒が着いた。
分厚い。。
2008の新聞歌壇の秀作の記念のパネルかしらと開けてみたら葉書が10枚入っていた。

あいさつ文には「誠に粗末な物ではありますが・・」と
確かにささやかなものだけれどとても気が利いていると思う。

新聞歌壇に応募するには葉書に書いて投函する。
今回の記念品であると同時に、「これからも頑張ってください」と言うメッセージが込められていてとても嬉しかった
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初詣

2009-01-18 23:30:39 | 日記
今週の休日は暖かいと言うのでやっと初詣に行ってきた。
神社の破魔矢を買う?と次の年にはその破魔矢を奉納して新しい物を買うことになる。
出来たら同じ神社がいいのだろう。
他の神社では出しにくいかもと思ったが、別に関係なく出せるところもあった。

しかしめったに京都も行かないので去年と同じ平安神宮まで昨日行ってきた。
人も少なくてなんとなく楽。

それから南禅寺辺りまで歩いて同伴者の希望で湯豆腐を食べた。
久しぶりに食べるお豆腐は確かにおいしいけれど、材料費を考えたらこれが3000円もするのかと思う。
観光地値段。

大阪なら品数一杯の豪華なおいしい和食が食べれるのにと大阪人である私は思ってしまうのだ。

これが遠いところから旅行で京都へ来て湯豆腐を食べたら、これぞ京都の味と感激するのだろうが、思い立てば一っ飛びと言う距離にいると観光地値段はどうもばかばかしく思える。
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