インターフォン２

子と同じ年ごろと思ふ銀行の営業マンの誘ひに乗らず

インターフォンの勧誘で宗教の次に多いのが金融関係のセールスマン。
名前を知られている銀行か証券会社で新入社員や勤めて３年以内の若い人だ。
個人の家を１軒１軒訪問しても新しく口座を作ったり金融商品を買ってくれる人はほとんどいないだろう。
大変だなと思う。
夏の暑い時は特にしんどいだろう。
成果を得られなければだんだん落ち込むだろうし、職場にいずらくなる場合もあるかもしれない。
最近の厳しい就職事情で大手の金融機関に就職できたと喜んだのもつかの間厳しいなぁ。
そんな姿が息子に重なる時もあり、心の奥では相手の身になってしまうというか話を聞いてあげたい気持ちにひとかけらなるが、それは抑えて断る。
たくさんの投資をしないのなら証券会社は一つで十分、それにセールスマンルートで口座を作るとあれこれ勧められてしまう。

インターフォン

穏やかに住宅街を巡りたり神の救ひを説く人たちは

家のインターフォンを押すので一番多いのは宗教の勧誘。
それもキリスト教系が多い。
どうしてか二人連れである。
道を歩いていても雰囲気でそれと分かる。
まず服装は今風のものでなくレトロ…もしかして協会のバザーに出た古い服を着ていらっしゃるのではと思うくらい。
こざっぱりしているがとにかくレトロ。
穏やかに笑みながら歩いている。
その穏やかさには何か心を打たれてしまう。
全ての家が断ると思うのに、めげることもなく１軒１軒ブザーを鳴らしていく。
自分が救われたからまだこのことを知らない悩める方にも救いをと善意に満ちているから始末に悪い。
インターフォンで応対して断る時に、丁寧に応対してしまう。

六月

六月は挽歌が似合ふモノクロのフィルムに降る議事堂の雨

ある世代の人にはピンと来てもらえる歌かもしれないがそれほどレベルの高い歌でもないと思う。
「六月」「挽歌」「議事堂」とストレートなキーワードが三つもあるベタな歌。
それでもこんな歌を詠いたくなる時もあって、私自身としては結構気に入っている。

楠

雨の香のほのかに残る公園の楠の若葉の息する気配

歩道橋

頭まで映らぬ影が動き出すゆうぐれの歩道橋を渡れば

線香花火

これ線香花火です。
普通の線香花火とちがいますね。
今日関西の夕方情報番組『ちちんぷいぷい』で紹介されていました。
曰く「燃やさず飾っておく線香花火」
今は国産の線香花火を作っているところは３軒しかないそうです。
その製作所が考案した高級線香花火。
地元の和紙を使いこよりの端を花びらのようにつくってそれを１０本合わせて花にする。
それぞれ春夏秋冬のイメージの色を付けています。
和ろうそくとろうそく立手も添え、桐の箱に入って１００５０円！
完全に贈答用。
線香花火の火薬は湿気を吸ったり吐きだしたりして熟成していくのだそう・・知らなかった。
長く置けば湿気て使えなくなると思っていました。
見ていてもきれいで長く置いておいてもいいから「燃やさず飾っておく線香花火」
もちろん本当は燃やせます。
実際に花火をしているところの映像は・・昔の線香花火はこうだったなというもの。
最近の線香花火はもちが悪い・・子供のころの記憶と違うなと思いました・・でもこの花火は本物。
線香花火はつけてから終わるまで花火の形が変化します。
蕾→牡丹→松葉→残菊と呼ぶそうです。。これも初めて知りました。
花火の中で線香花火が一番好き。
情緒に訴える花火。
線香花火の火を見たら子どものころ花火を見ていた時の気持ちがよみがえる。
最後に玉だけが残ったときの余韻が何とも言えません。

この線香花火関東ではこより型。関西では藁の棒型。
棒型の線香花火を見ることが少なくなり、松屋町の問屋までさがしたこともあったっけ。
それでも中国製で日本製ではなかった・

この線香花火を見てみたいでも高すぎる。。
贈答用でないものもあって、一番安いのは６本で１０５０円。
これなら買えるけど、これだけでお取り寄せではちょっと。。
関西では西宮のセレクトショップで扱っているが、贈答用だけだろうな・・・

朝顔の蔓

最後には支えてくれる人がいい朝顔の蔓朝日に伸びる

庭の朝顔が次々花を咲かせている。
苗から買った青紫の花がきれい。
朝顔の蔓はほっておくと上へ伸びてしまうようだ。
網に均等に咲かせるにはこまめに横へ誘引してあげないとだめみたい。

選挙

朝早く選挙に行ってきた。
みなさんはもう行かれましたか？
投票所は最近前より遠くなり歩いて１５分はかかる。
この暑い中に中に往復３０分はとても歩けない。
そこで７時過ぎに着くように行った。
どうせいつも早く起きているのでこの時間に行くのはむつかしくない。
７時１０分位に会場に着いたらもう投票を終えて帰る人がゾロゾロ。
予想より多かった。
考えることはだれも同じだ。
ただ・・年配の人ばかり。
若い人は休日くらい朝遅くまで寝たい。
帰りは結構暑くなり結構汗をかいた。
投票所に駐車場はあってこの時間帯では空いていたが、これは投票所まで行くのが難しいお年寄りが家族や近所の人に車で連れて行ってもらうときのために、元気に歩ける人は遠慮しておこうと思った。

蝉の羽化

残りの４個の月下美人が咲いた夜のこと。
９時半ごろふと庭の方に目を向けると薔薇の枝に羽化したばかりの蝉が止まっていた。
羽が広がった後、緑の羽を乾かしてじっとしている状態だった。
３０分に１回月下美人を見に行っていたのに、もっと早い時間に気がついたら真っ白な蝉が殻から出るところを見られたのに。
それから毎日夜になると懐中電灯を片手に蝉を探している。
昨日は南の庭に１匹、道路側の庭に１匹見つけた。
南の庭の方は５時ごろ庭に出たら真っ白な蝉が反り返っているのを見つけた。
まだ明るいあまりに早い時間だったので羽化の途中で死んでしまったのかとその時は思った。
あとでもしかしてと思い見に行ったら緑の羽根を広げてじっとしていた！
土から出てくる時間はいろいろなんだな・
家人は午前１０時ごろでもまだじっとしている蝉を見たというし。
今日も見に行ったが今日は見つからなかった。

月下美人２

２日目に咲いた花。
左にあるのは前日咲いたものがしぼんでいる。
この写真お花が一番きれいに写っている