OriHimeが「こちらのケーキがお勧め」と接客をする私目線で
カフェにいる分身ロボットOriHimeは私の手足私の瞳
OriHimeは体が不自由で外へ出かけにくい人が分身として外の場所に置き、そこで活動するような感覚を味わえるようにと開発されたロボット。
OriHimeが接客するカフェが最近オープンした。
ケーキ売り場で客にケーキを勧めたり、テーブルの客の所へコーヒーやケーキを運ぶ。
いくつかの連絡船がなくなりぬ海の廃線とこれを呼びたし
青函連絡船も宇高連絡船もとっくになくなった。
二つとも青春時代の思い出の路線である。
宇高連絡船は四国出身の友人がいたので何回も乗った。
船尾のデッキから海を見ていると航跡はまるで海の中の川のようでいつも『イムジン河』の歌が浮かんできた。
カモメが船を追って乱舞していた。
青函連絡船は北海道旅行の時乗った1回きり。
青森駅に着いたとたん乗客が連絡船への長い通路を走って行くのに驚いた。
すこしでもいい席を取ろうというのだった。
私たちは下の方の広い大部屋で床にごろごろしていた。
イスなどはない部屋だった。
夜明け前にデッキに出るとイカ釣りの船のまぶしい明かりが見えた。
黎明の藍色の空と海が段々と明るくなり部分的に黄色みと赤味を帯びてゆく。
あの時の景色はいまだ忘れない。
その時のイメージの絵を絵にした。
恐竜の化石のやうに現れぬタウシュベツ川橋梁は
タウシュベツ川橋梁は旧士幌線のダム湖糠平湖にかかるコンクリートの橋梁である。
1955年にダム湖ができる時、線路は湖を迂回して新線となったが、橋梁だけが残された。
士幌線は1987年廃線。
橋梁はそのまま放置され劣化が進むが、その姿が遺跡のようで人気が出た。
湖の水位により水没したり姿を現したりする。
劣化が進んでいるのでいつ崩壊するか解らない。
1月ごろ姿を現し9月ごろ水没する。
ここへ行くには国道273号線から林道を4キロ、許可を得て車で行く。
国道から歩いて行けなくはないが熊が出るそうだ!
だからここへ行くには許可を得て車で行くか、ツアーに参加するしかない。
またちょっと離れたところに展望台がある。
一部崩壊した姿はまるで恐竜の化石のようだと思ってこの歌を作った。
私もいつか行きたい!
日高本線一部廃止となりにけり襟裳岬はますます遠し
数年前の台風?壊滅的な被害を受け復旧もならず放置された後、日高本線は2021年4月苫小牧から鵡川のたった30.5キロを残して廃止された。
寂しいことだ。
襟裳岬へ行くにはこの路線に乗って様似まで行きそこからはバスだったか。
五十年前の路線を足してみる北海道の路線の地図に
五十数年前北海道をカニ族として21日間旅をした。
北海道周遊券を使って国鉄でくまなく旅をした。
特に北海道は廃線の率が高く、今は当時の半分以下ではないだろうか。
やむを得ないこととはいえ、寂しいことだ。