彼岸花

当麻寺から石光寺へと歩きたり彼岸花群れ咲くあぜ道を

私は最近は毎年彼岸花を当麻寺と石光寺の間の田んぼのあぜ道に見に行っていた。

何故ここが好きかと言うと彼岸花目的で歩いている人は私一人だったから。

他に彼岸花の名所はあるが観光客が多い所は好きではない。

そういう場所では観光客を呼び込むためにカカシを並べたり白い彼岸花を植えたりと自然な景色ではなくなっているから。

何より人が多い所は嫌いだ、

自分だけの空想の世界に浸れない。

その点当麻寺あたりはいい。

二上山が見え、彼岸花の持つ想念を楽しみ万葉の世界に浸れる。

コロナでしばらく行っていないのが残念だ。

 

球根２

花 園の秘密をさらしているような水栽培のヒアシンスの根を

 

君のいぬ秋

何もかも散りゆく秋よ見上ぐればかなしき青の空に薄雲
 寂しさの極まるところおそ秋の岬の海の沖の藍色
 君を呼ぶ声こだまするこの森の翼折られた闇鳥われは
待つほどに胸処流るる秋水の瀬音の高くいづくへと行く
流れ出る川なき湖のさざなみの岸辺に寄せて君のいぬ秋

 

球根

十月の球根のような寂しさを閉じ込めておく引き出しの中

 

 

 

野良猫５

野良猫がめっきり減った街角に洋服を着た柴犬が行く

野良猫４

観光客どっと降り立つ野良猫の島で起こった殺猫事件

数年前猫の島で数匹の猫が毒入りの餌を食べて死んだ事件があった。

犯人は多分まだわからない。

観光客は猫が大好きで来るので、多分犯人ではないだろう。

とすると犯人は島の住民で野良猫がいっぱいいるのが気に入らない人と・・犯人像がなんとなく出来上がる。

だから島民たちは誰が犯人だろうと疑心暗鬼。

島民たちの穏やかなコミニュティが壊れてしまった。

誰もが猫好きではないのだと思う。

観光客が押し寄せて平穏な生活が脅かされるのに不満の人もいるだろう。

地域猫の問題と同様難しい。　　　　　　　　　　　　

 

野良猫３

猫島に観光客が降り立って早くも野良猫たちがお迎え

野良猫が多い小さい島ではそれを観光としているところがある。

有名な猫島がいくつかあるようだ。

住民が決まった場所で餌をやったり、港に猫が集まって魚をもらったりする。

細い路地の多い島の港町にたむろする猫たちは写真の材料としては魅力的だ。

 

 

野良猫２

次々と漁船が港に帰るころ野良猫たちの食事の時間

野良猫

野良猫のためのお家も二つあるすべて手作り森の一軒家

野良猫と表現したけれど、森の一軒家にいつの間にか居ついた猫で実質は家猫。

自由に暮らしても他に迷惑をかける家もない。

住民の人が手作りで猫のための家をいくつも作っていた。

住居自体がほとんど手作り。

『ポツンと一軒家』の放送から。

 

地域猫２

避妊処置済ませた猫は目印に花びら型の片耳を持つ

地域猫は避妊手術をした証拠に片耳をすこし切られる。

それが桜の花びらのように見えるので桜猫と呼ばれるそうだ。