海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

駅前

2019-03-29 08:12:55 | 短歌


駅前に並びて立てる人たちの手に握らるる宗教雑誌

信仰があれば寒さも吹き飛ぶか身じろぎもせず立つ人たちは
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春3

2019-03-26 16:46:54 | 短歌


春ですよオオイヌノフグリの声がするしやがみて青の花びら見れば
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春2

2019-03-23 22:54:05 | 短歌

いつせいに花咲く春は古い殻破るる気配野の原に満つ
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2019-03-20 19:32:24 | 短歌


ゴムシートとシートの隙間に春が来て小さき草に青の花咲く
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クリスマスローズ

2019-03-17 09:00:03 | 短歌


落ちやすき花蕊を持つクリスマスローズは永遠に青空を知らず
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ミモザの島

2019-03-14 10:58:03 | 短歌
 
 
  胎児期の花芽は枝にねむりゐる春を待つ樹は風に吹かれて

  灰色の分厚きコート脱ぎ捨てつ春の陽が声をかけてくるる日

  洋風の家にはミモザが似合ふらしここもあそこも銀葉が揺る

  公園の芝生を進む乳母車かたはらの児はほろほろ歩く

  海よりの風かと思ふ公園にミモザの枝のざはめきたてば
  
  ミモザの黄見れば浮き立つわが心大久野島へタイムスリップ

  思ひ出は突然沸ひてしまふらし古びし蓋を押し上ぐるまで

  春の日にはじけてゐたり丘の上に二十歳のわたしとみんなの笑顔

  多島海ゆ吹き来る風に揺れやまぬ丘のミモザは黄の臨月

  新大阪駅の階段駆け上る海からの風に誘はれて さあ

  ただ島の姿見たさにはるばると忠海に来つ日帰りの旅

  忠盛の領地でありしゆかりゆゑ忠海とふ町の名前は

  大久野島はひやうたん島に似てゐたり瀬戸内海にぽつかり浮かぶ

  毒ガスの島と言はれし時ありき今はウサギのゐる休暇村

  絶対の機密であるから毒ガスの島はかつては地図より消され

  「毒ガスで・・」老人はひそと語りたり海辺を走る呉線の中

  ゆつくりと閉じる瞼に海の青ふたたびの島も思ひ出となり 
 
  真つ直ぐに鏡を見なくなつてから私の何かがこぼれはじめる

  五個組の最後に残る白皿をポリゴミ容器の中に捨てたり

  夕焼けの端切れだけが見える家たまには丘の上まで行かうか 
 
  ねえミモザおまえは知つてゐるだらう人には見せぬ私の気持ち
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同窓会

2019-03-12 15:12:21 | 短歌

ひと時の夢かと思ふ改めて同窓会の動画を見れば
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『クリスマスの約束』

2019-03-09 19:02:28 | 同窓会



本来12月末に放映するはずの小田和正の『クリスマスの約束』は延期になった。
必ずしますからと小田さんの言葉だった。
小田さんのコンサートのファンのような私は普段ファンクラブのHPを覗きもしない。
今日ふとたまには覗かなければ、新しいお知らせがあるかもしれなないと覗いてみたら、『クリスマスの約束』の放映が決まったお知らせがあった!
3月30日、日付が変わってすぐから。
この記事が掲載されたのが2月の初めで、そのころは応募の方法など書いてあったのだろう。
抽選で決まるのだが、新幹線に乗ってホテルを取って・・私はそれほど裕福じゃない。
だから応募したことはない。
昨日が収録の日だったそうです!
なんと会場は小田さんお母校だそうです。
どんな番組になるか楽しみ。
1週間前にならないと録画予約ができないので、忘れないようにしなければ。
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振袖

2019-03-08 13:42:50 | 短歌

それぞれが模様も色も違ふのに制服のやうに見ゆる振袖

成人式の日に振袖姿の女性が集まっていると、案外と一人一人が目立たない。
振袖は多少の色の違いはあるが際立って見える女性はいない。
髪形はその時代の流行があるだろう、髪飾りも同じに見える。
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シャッター街

2019-03-05 19:07:55 | 短歌

シャッターの並ぶ通りの看板に「センター街」の文字は薄れて
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