海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

わが町

2010-04-29 13:11:47 | 短歌

住民の視線遮りそそり立つ新築の家の灰色の壁

ビー玉は庶民の夢を砕きつつ手抜き工事の家を転がる

本当に売れているのか気にかかる「さおだけ」の声我が家を過ぎる

空き缶を出したそばから取っていく業者に「どうも」と挨拶される

つつましく手袋ひとつ買った日は急いで帰る夕飯前に

太ってる女ばかりが集まってプールで泳ぐジムの昼時
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鉄人28号

2010-04-27 10:26:00 | 日記

横山光輝の漫画の鉄人28号の巨大なモニュメントがJR新長田駅近くの公園に建ったのは去年の10月のことだった。
横山光輝は神戸市須磨区の出身で、その縁でここに鉄人28号のモニュメントを建てて神戸復興のシンボルとしようとプロジェクトが作られた。
早く見に行きたいと思っていたのが昨日やっと実現した。
高さ15mの像はさすがに大きく圧倒された。
これを見ていると確かに元気が出てきそうだ。
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浦島草

2010-04-25 14:33:12 | 日記

こちらは多分浦島草、あるいは姫浦島草である。
やっぱりサトイモ科
苞の形は似ている、
筒の中から細い蔓が出ており、これが浦島太郎の釣り糸に似ているのでこの名前がついたそうだ。
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雪餅草

2010-04-25 14:32:14 | 日記

吉城園のシャガの群生が見たくて、阿修羅像の見た後に行った。
ここは苔庭に紅葉が有名だが、その奥には茶花の庭がある。
綺麗に整ってはいなくて半ば自然のままに任せている所が気に入っている。
苔庭には石楠花が盛りだった。
そして茶花の庭には八重の山吹・一重の山吹・真っ赤なボタンが1株・宇津木らしい花・シャガの群生。
シャガの群生の場所にあっと驚くような花が!
まるでうつぼかずらの花に似て、そりあがったふたのようなものがあり、その中にこんもり盛り上がった白いもの。
これってメシベ??
たとえば座禅草のイメージにも近いので、多分これはサトイモカの花なのだろうと見当をつけた。
それにしても白黒のコントラストがはっきりして不思議だ・

家に帰って吉城園の定休日を調べる時に見たあるフログにこの花のことが載っていたような・・しかしもう一度調べるとたどり着けなかった。
そこでサトイモ科の花を調べたがなかなか解からない。
随分時間をかけてやっとこれだろうと言うものを見つけた。
雪餅草!
中の白いのは付属体と言って、花は筒のもっと奥にあるそうだ。
外側のふたは仏焔苞という。
こういう形の草は他にもあって、マムシ草・浦島草など。
皆綺麗な花というより怖いイメージだ。。
しかしこの雪餅草は珍しい。
山中に咲く花のようで、めったに
お目にかかれないだろう。
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2010-04-25 11:29:27 | 短歌

温まるまでの時間を亀たちは空に任せて重なりてゐる


変温動物は体温を自分で保つことができないので、陽に当たって身体を温める。
ある程度からだが温まるまでは動くことが出来ない。
亀もイグアナも温まるまでじっとしている。
その時間はお日様が決めてくれることで、亀はじっとそれを待っているしかない。
気楽なようでいて、その間に敵に襲われたら命を落とす。
運を天に任せて・・・のんびりとした風景に見えて深いことなのかもしれない。

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阿修羅像

2010-04-24 23:28:16 | 短歌

その眉の憂ひ解きたし春泥に少年阿修羅のお顔拝めば

3月にリニューアルオープンした興福寺の国宝館に阿修羅像を見に行った。
今まではガラス越しの拝観だったが、今度は生のお姿を見れるようになった。
東京での国宝展はすごい人出だったそうだ。
去年の秋奈良へ帰ってから国宝館の工事中は別の場所で展示された。
その時は特別にお堂の模型が作られ生のまま拝観できると言うので、こちらも大変な人出だった。
見ようと9時半に着いたら1時間待ちで、それなら普通に見れるときまで待とうと思っただった。

多分子供の頃か若い頃見たきりで、その記憶が定かではない。
もしかしてあまりに深くイメージがあるので見たと錯覚しているのではないかと思う位。
何首も歌に詠んだ。
心の中に阿修羅像は深く刻まれていは実物を見なくてもいいくらいと思ってしまうほど。

しかし実際のお姿を拝見するとそれはもう素晴らしかった。
少年のような顔の眉を寄せた憂愁の表情が好きだったが、それよりも目が一番の魅力だとわかった。
涼やかで澄んだ眼には秘めた意志の力を感じた。
いつまで見ていてもその場を立ち去りがたい魅力を感じた。
ガラス越しと生で見るのとではまったく印象が違う。

仏像の中では阿修羅像が一番好きです。


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図書館へ

2010-04-23 20:13:14 | 日記

今日は電車に乗って大きな図書館へ行ってみた。
図書館の本は作者・本の名前がわかっていればHPで検索してそのまま予約をして分館で受け取る。図書館の本棚にある本を探すよりは自分の読みたい本を確実に見つけられる。
しかし自分の頭には浮かばないが、実際に本を見て読みたいと思う本はこのやり方ではもれてしまう。
他に園芸店にも寄りたかったので、ふらっと行ってみた。
短歌のコーナーに行くと今まで見たことのない本が結構あった。
河野裕子『母系』・・もう図書館で購入したのだ。
もしかして最新作『葦舟』は?・・これは家に帰ってから調べることにした。

3冊歌集を借りた。
今まで読んだことのない歌人のものばかり。
その中の1冊・・竹山広『遐年』
竹山広氏は最近90歳で亡くなられた。
どんな歌を詠っておられたのか知りたいと思っていたので嬉しかった。

他には珍しく詩集を。
私はどうも詩が苦手でよくわからない。
子供の頃から短歌の形式には慣れているので短歌のほうがイメージをつかみやすい。
詩は定型でないので表現は自由・・広すぎてうまくつかめない。

しかしあるブログである人が自作の短歌と詩を載せているのを読んで、詩のほうがイメージが豊かと言うか象徴性が高いと言うか、イメージを呼び起こす訓錬には詩を読んでみるのもいいなと思った。
それで詩のコーナーも。
どれがいいか全然わからなくて、『立原道造詩集』にした。
どんな人かどんな詩なのかも知らず、ただこの人の名前をどこかで目にしただけの理由。

さて、家に帰って図書館のHPを調べたら『葦舟』がもうある、早い!
早速これも予約してしまった。
『母系』は買ったけれど『葦舟』は買ってまではちょっとと思っていたので。。
他の本を早く読んでしまわなければ。
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大吟醸

2010-04-22 20:56:44 | 日記

数日前お返しに宮坂醸造の真澄の大吟醸で「夢殿」720mlをいただいた。
大吟醸だから随分高いのだろうとネットで調べたら5250円!
1升瓶に換算すると13000円くらい。
さらに調べて越の寒梅の大吟醸の500mlを1升に換算した値段と同じくらい。
こんなお酒飲んだことがない。

ありがたく夕食の時、常温で飲んでみた。
やや甘口ですっきりとした飲み心地だ。
最近すっかりお酒に弱くなり日本酒はワインは余り飲めないが、そんな私でもこれは飲める。
やっぱり上等なお酒は飲みやすい。
しかしあとでこたえるのでぐい飲み2杯だけにした。
あとはビールをいつものように飲んだ。

ネットで調べて解かったのだがこれのお勧めの飲み方は冷酒にして飲むことだそうだ。
それで今日は冷やして飲んでみた。
おいしい!
純度の高い飲み心地がさらに増す。
甘みも増す気がするので辛口好みの人には合わないかもしれない。
おいしくてぐいぐいいけそうだが後でしんどくなるのでやっぱりぐい飲み2杯にした、それでもあとから酔いが廻ってきた。

私が日本酒をたまに飲むようになったのは10年ほど前から。
それまでは燗しか知らなかったので、ぷんとするお酒の匂いが苦手だった。
冷やで飲むようになって白ワインみたいでおいしいと思うようになった。
それから通と言うほどではないがいろいろな銘柄を飲んでみた。
なんと言ってもお気に入りは越の寒梅だった。
これはもう20年以上前PTAの二次会で飲んで、衝撃的だった。
真水のようだと思った。
その頃は幻のお酒と言われたが、今はそんなことはない。
居酒屋で越の寒梅があれば飲んでいた。
1年前息子と飲んだ石川県の銘酒菊姫もおいしかったな
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紫木蓮

2010-04-22 11:12:45 | 短歌

紫の木蓮空にひらかれて読経の声のもれる本堂
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『思い出』2

2010-04-21 13:03:32 | 短歌


すり鉢を持つのが役目胡麻を擂る母の手伝ひうれしかりしよ

私の好きな鰯のつみれ擂る母の手先を見つめてゐたり

故郷の海の名残に黒々と工場地帯の運河が続く

埋立地の彼方に海は去りゆきぬ与謝野晶子の詠ひたる海

沿岸のコンビナートにしろがねの石油プラント夜も眠らず

この長き海の不在を確かむるために歩みぬ埋め立ての地を

商店街の道を歩めば冷蔵庫用の氷を切る音のせり

故郷の海の硝子絵描かれたる木造駅舎は今も現役
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