アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

関門用EF81 日豊線を行く

2013-10-12 20:15:49 | 鉄道写真(EC)

この連休は、色々迷ったあげく当初の計画通り九州へ行ってきた。

まだデジタルカメラを持たない頃、485系は九州内でも「有明」や「にちりん」などあちこちに残っていて、撮影の機会はあったが、そのうち、国鉄色からあの何ともコメントしづらい真っ赤や、まっ緑の車両たちが現れ勢力を増していくと、なかなかカメラを向けて撮影することは減ってしまった。残り少なくなった九州内のブルトレを撮影することはあったが、電車特急は、485系というよりも、JR九州の787系や、883系が台頭していて485系にめぐり合うことはなかった。

現存する485系は、Do32編成と言われ5両編成。今はこの1本しか九州にはない。5両編成とは、随分寂しいものだが、国鉄色に復元され多客時に使用されているにすぎないから、なかなか走行シーンに出くわすことは稀になってしまったようで、貨物列車撮影と合わせて、いずれ撮影したいと考えていた。

この夏は、何回も九州入りする機会はあったものの、日程が合わず断念。では秋臨ではということで、今回唯一運転の日をチェックしておいたと言う訳だ。しかし今年の秋は、いつになくネタものが多く、アントンKもかなり気が散って苦しんだ。この連休にも、全国各地でイベント列車が目白押し。どうスケジュールしても身動きが取れないのだ。何とも嬉しい悲鳴というか、嬉しい悩みだが、経験上、やはり初志貫徹を貫き通したほうが自分にとっては充実度は高いことはわかっていたから、右往左往してみたものの、最初の予定通り九州に向かうことにした。

前回九州内の撮影から数年の時間が流れてしまったが、今回は、日豊本線に残るEF81の貨物列車とともに、485系にちりんを狙う。天気予報通り、日の出から快晴の空、気合いがいつにも増して入り、最初の目的地である立石峠へ急ぐ。

まず朝駆け一発は、「晴れ!」で決めないと始まらない。ここまで来て曇ったら、このまま帰ろうとまで思い、空に向かって手を合わせる。通過時間が近づいてくると、同業者さんが現れ、最終的には5~6人集まった。その後、朝日にいやらしくまとわりつく雲も、何とか風に流されて、ピーカン状態でパーイチを迎え撃つことができた。今朝のパーイチは、関門用に増備されたステンレス製の302号機。本来の任を解かれて、今は使い回し状態だが、ファンにとっては、楽しみが増えたというものだ。思いも寄らぬことが現実化してしまうこの時代。普段のありのままの姿を記録しておくことの重要性を思い知った瞬間でもあった。

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2013(H25)-10-12     4075レ EF81302     JR九州/日豊本線:立石-中山香

                         Nikon D4  AF-S Nikkor  70-200mm f/2.8G II