アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

EF6627(HM付)最後の上京か!

2013-10-23 19:57:59 | 鉄道写真(EC)

「ニーナ」などと呼ばれ、今や日夜熱心なファンに追いまわされ、行くところ撮影者の絶えることのないEF66の中ではトップスターの27号機であるが、今月になってイベントのPRを兼ねたHMを取り付けているのは周知の通り。広島で毎年開催されている催しは、今年は10月26日(土)に予定されており、通常だと、およそ一週間前にはHMは外されていた。今年はもう撮影の機会がないと諦めていた矢先、今朝起きぬけに見た掲示板が「5076レで上京!」と告げていた。この時代、ネット情報がないと撮影もできないのかなどと半ばふて腐れながら準備をして出掛ける。

朝は、いつものように川崎界隈で5076レを待ちかまえ撮影を終えたが、折り返しの2089レは、今日は本線経由であることをこの界隈の主であるJ氏に教授頂き、時間を見つくろって出撃することにした。本線経由もさることながら、やはり2089レは、コンテナが綺麗に統一されている編成であることが魅力的だ。これを夏の迂回運転に続いて東神奈川で撮りたいと思い現場に急行した。天気は、今にも泣き出しそうと思いきや、薄日が指したりと不安定な日和ではあったものの、撮影条件は、以前の夏場来た時より良いかもしれない。今日は、編成の最後尾は無視して、編成美がわかるように前回よりも横がちにフレーミング、カマの角度を3パターン想像して待機した。同業者は、自転車でやってきた高校生の一人。三脚にカメラを一台セットして同じように待ったが、その彼は、セットしたカメラにスマホを当てて、何回も調整を繰り返しているので、何をしているのか尋ねると、カメラの水平をスマホで見ているのだそう。確かに水準器のようなものが画面に写っていた。やはりこの時代、スマホで何でも済ませる時代なのか?

そうこうしていると、ほぼ定刻にEF6627はHMも誇らしげに姿を現した。被る心配もなく、ゆっくりと堂々と目の前を通過して行った。長年撮影しているから、形態云々言いたいことは切りがないが、現代の若い機関車ファンがアイドルを追いかけるごとく、このカマを追う気持ちが少しわかったような気がした。

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2013(H25)-10-23   迂2089レ EF6627 (HM付き)       JR東日本/東海道本線:東神奈川-新子安