アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

九州内に残る485系を求めて

2013-10-13 22:18:37 | 鉄道写真(EC)

さて、貨物列車の撮影後は、今回のメイン485系の「にちりん」を狙う。さすがに、今となっては希少だからか、485系狙いの同業者は思いのほか多く、ほとんど九州内のファンの方々のようだったが、皆さん熱心にカメラを向けていた。その方々の何人かとお話させて頂いたが、どなたも今回デビューした、「ななつ星」のことを自慢げに話していたことが印象的だった。やはり、テレビでも何度も取り上げられて注目の的になっている「ななつ星」が自分たちの地元の車両だということが誇りのようだった。アントンKは、写真でしかこの「ななつ星」は見たことがないので、よくコメントできないが、将来、お目にかかれる機会があれば、乗車はできなくても、撮影はしてみたいと思った次第。

今回の485系「にちりん」は、大分-小倉の午前中の1往復のみ。朝の貨物列車と入れ替わりの時間で上り、小倉からはすぐに折り返してくるダイヤだ。今回訪ねた日豊本線の立石~中山香~杵築~大神付近は、風光明美なロケーションで複線と単線があるような線系だから、撮影地も無数にあると言ってもいいほどだが、ご多分に漏れず、昔の記憶で向かった撮影地も草や木々が成長していて全く不可なところも多かった。

掲載写真は、折り返しの小倉発の下り9041M「にちりん」。上り列車より光線が良いポイントが多いものの、随分トップライトになってしまった。タイフォーンを鳴らしファインダーに入ってきた時は、往年の九州485系を彷彿とさせるものがあったが、近寄ってくる車体を見ると、ボロとは言わないが、随分と厚化粧したお年寄りの雰囲気を醸していた。不自然に屋根が白かったり、先頭車のHMのサイズは、Tc481の200番代のものだが、実際は非貫通の300番代風の顔だったり、と違和感を言い出せば切りがないかも・・

しかし幾多の改造や塗装変更を経て今日まで現役で活躍していることの方に驚嘆、そして感謝すべきだろう。何せ更新改造しているとはいえ、元を正せば昭和47年~の製造だから、今年で40歳過ぎということになる。特急車で40年とは、実は凄いことなのだ。まだまだ現役を貫いて、我々を楽しませて欲しいと願っている。

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2013(H25)-10-12      9041M    にちりん  485系(Do32)  JR九州/日豊本線:杵築-中山香

                         Nikon  D4   AF-S  Nikkor  70-200mm f/2.8G II+TC-20 III