風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

ラオス女性の名前を持つ台風と京葉線に翻弄される

2007-10-30 00:00:47 | コラムなこむら返し
 日本の近海で突然に発生して、南関東をかすめて北上してしまった台風20号にはラオス語の女性の名前がついていた(台風には最近、ハリケーンのような女性名が発生順の何号という番号とともにつけられている)。

 土曜日、その台風にすっかり翻弄されてしまった。日曜日の樹木葬「秋の集い」の手伝いのために土曜日の夕刻から大原へ向かったのだが、京葉線は、特急はもとより運休していた。やっと動き出した快速は、内房線である。ともかく、それで蘇我まで行くことにする。そこからタクシーを飛ばすか、迎えに来てもらうほかないだろう。こういう時、最近持ち出した携帯電話は力強いツールだ。

 しかし、乗ったはいいが、海沿いを走る京葉線(ということは、総武線もか)は、徐行運転をしておりその上、各駅に電車が待機しており順繰りに先へ送るしかないらしい。東京駅から、海浜幕張まで小1時間もかかっている。

 で、その電車に乗っていると安房鴨川行きの快速が後続電車であるアナウンスが聞こえた。ボクが行きたいのは外房線の大原なので外房線と内房線に分かれる蘇我で乗り換えた。来た電車は「安房鴨川/成東」行きだった。しかし、また蘇我でとまったまま一向に走り出す気配が見えない。外房線に乗り換えたことを寺に連絡する。電車内のアナウンスは、安房鴨川行きであるにもかかわらず、上総一ノ宮から先は雨のため運休していると言う。大原まで行けるのか、行けないのかボクは混乱してしまった。再度連絡を入れると、和尚が茂原まで来れば、迎えに来てくれると言う。この時点で東京駅から、ゆうに2時間の時間がたっていた。

 電車は誉田と言う駅で、切り離されて前の方が成東へ、後ろの車輌が安房鴨川行きだという。成東という地名がどこなのか分からない。名前からすると成田の方へ別れるのだろうか? それに、動いても安房鴨川どころか上総一ノ宮までしか、行かないのだ。

 再度連絡を入れ、切り離し作業をする誉田まで車で来てくれると言う。誉田で降り、30分あまりその駅で待つ。ボクは、電車に乗るまでに激しい雨にたたられて、ズボンなど濡れネズミになっていた。寒い。体温を奪われる。待ってる間に、急行列車の中で食べるつもりで東京駅で買ってあった駅弁を食べる。
 結局、迎えに来てくれた和尚の車で天徳寺に着いたのは、22時をまわっていた。東京駅からなんと4時間もかかって大原の樹木葬の寺、天徳寺にたどりついたという訳だった。
 ああ、しんど!