マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

ゲバはゲバルト

2009-01-19 23:23:11 | テレビ
昨日の夜雨が降ってたんですね。全然わからなかった。雪の上に雨が降って凍って、今朝は路面がツルツルでまともに歩けませんでした。
夜には気温が下がって、風も強くなり猛吹雪。うちの前の道路では車が埋まっていました。ま、もうそろそろ雪まつりなので少しは降ってもらったほうがいいのかな?今年も雪不足だそうだし。

4年生の甥は土曜日9時の日テレドラマを見てないと学校で話題に乗り遅れるとのことで(可愛い)、先日の土曜日も「銭ゲバ」が見たいと言いました。「キミの想像を超える怖いドラマだと思うぞ」と一応言っておきました。んで妹家族と一緒に見たのですが・・あまりの暗さ重さに妹ファミリードン引き。最初の殺人シーンが終わったところでビビるくん(甥)が「もうみるの止めようかなあ」と涙目。だからあれほど言ったズラ(笑)
でも私はこのクールで一番見ごたえあるドラマだと思いました。この原作が雑誌に連載されたいた時代はまさに全共闘とか連合赤軍の時代。蟹工船が飛ぶように売れる現代に甦った、貧乏人からの鉄槌。こんな偽善一切なしのアンダーグラウンドなドラマがあってもいいと思います。無理だと思うけど、できればこのまま原作に忠実に。来週からはちゃんと毎週見ることにしよう。それにしても先週の能天気な軽いノリの「ラブシャッフル」とは対照的な内容で、つくづく今クールはバラエティに富んだ布陣になっておりますね。特色としては、加瀬くんとか松ケンさんとか瑛太くんとか若手でも個性派で演技の達者な人たちが主演をつとめている作品が多いかな。なかなか視聴率が取れないドラマ受難な時代、各局工夫しているのが伺えます。

鈴井さんの社長日記によると「下荒井兄弟」ついに始動、とか。これから本格的な稽古に入るのでしょうか。今のところどんな内容かまったくわかりません。とりあえず22日の特番を待ちましょう。

今日のごはん

2009-01-19 20:45:18 | Weblog
しめじの炊き込みごはん。シューマイ。ホタテの稚貝のお味噌汁。
噴火湾のホタテなのですが砂を吐き出させようと水に入れてビックリ。口を大きくパクパクと。バリバリ生きておりました。火にかけるのが忍びなかったわ。

イキガミ

2009-01-18 22:48:23 | 映画
昨日のニュースを見て
・センター試験の英語のやり方はもう少し考えたほうがいいと思う。毎年問題になってるのに。受験で人生を左右される人もいるんですから。
・映画「感染列島」の初日。町田市でインフルエンザの集団感染があったことが発覚。人数からして院内感染というよりももうパンデミックでしょう。偶然とはいえ、怖いです。

本日は、ブランチがわりにすすきの近くのカフェでジンジャーミルクティーとガトーショコラで腹ごしらえし、風もなく穏やかな天気だったのですすきのからJR札幌駅前まで運動不足解消に歩く歩く。つくづく思うんですがこの街活気ないねえ・・。寒いからみんな地下とか歩いてるのかもしれないけど、それにしても人いない。日曜なのに。開店休業みたいな店舗も多くて、ホント大丈夫かなと思う。

駅北口の蠍座で「イキガミ」を見る。
去年の秋に公開された映画ですが、公開当時は見逃してしまって。少し遅れて蠍座にやってきました。
原作のコミックは読んでなかったのですが、評判も高いしストーリーも面白そうだったので期待して見ました。
結果、期待以上。良かったです。とても。
あらすじだけ聞くと一見ありえないような感じなのですが、「くだらない」と切り捨てられないような深さがありました。
シリアスさ、ベタで感動的なシーン、心理的な怖さが絶妙なバランスで同居してるな、って。
イキガミが届く3人の若者の話が交錯するのですが、デビューしたてのストリート出身のミュージシャン、母親の愛情に飢えた引きこもり、交通事故で両親を失って助け合って生きてきた兄妹などどのエピソードも涙を誘う感動的なものばかり。それは突然理不尽な形で人生を奪われる若者たちに対する悼みの涙だと思うんだけど、物語の中心になっているのが「国家繁栄維持法」というシャレにならない法律で、ただ泣いてばかりもいられず、考えさせられてしまう。
後期高齢者や障害者自立支援法だって数年数十年前なら「あり得ない」と笑われた法律だったと思う。現代もすでに若い人には希望が持てない世の中になっており、イキガミとまではいかなくても社会はある層の若者を見捨てているとも思う。映画の中でも言っていたように、命の期限を決めることによって命を大切にし、輝く人生もあるかもしれないけど・・それを国に決められるのはやっぱり嫌だな、と痛感。考えさせられる題材でした。


ラースと、その彼女

2009-01-18 00:04:25 | 映画
先日評判の映画「ラースと、その彼女」を見てまいりました。
大人しくて内気な青年ラースがある日購入したダッチワイフ、いやリアルドールを自分のガールフレンドだと思い込んでしまうという突飛なストーリーに惹かれ、ブラックで笑えるコメディーなのかなと漠然と想像していたのですが、良い意味で期待を裏切られましたね。
実にしっとりと心に染み渡る感動作でした。
心にトラウマや不安を抱えてある日突然おかしくなってしまったラースを温かい目で見守る兄夫婦や町の人々の優しい眼差しがとても印象的。弱者に対する優しさがあれば、人間は共同体として共に思いやりを持ちながら暮らしていけるのでは?と思わせてくれます。
映画の中で教会の老人たちが「ペットに服を着せて連れ歩く人もいれば、盗癖のある人もいる。人形なんてどうってことない」という場面。本当にそうだよな、と納得してしまいました。
特筆すべきは脚本の素晴らしさと、出演俳優の演技の見事さ。ラースのいじらしさにただただ愛しさを感じました。大人の男性でも女性と付き合った経験がなかったりとか、あまりに純情で繊細。日本の男性にもそんな風な人いるのだろうか。認識を改めないと。
また、リアルドールのベロニカは最初はケバかったのにだんだんとメイクや衣装も大人しくなり、イケイケな感じから美しいお嬢様へと変身していき、まるで生きているような不思議な魅力を放っていました。
ラストはまあ・・ああするしかないですよね。ハッピーエンドといえるのかな?
とにかくチャーミングな作品です。人との絆について考えたい人に、癒されたい人にお薦めです。