マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

SATC

2009-01-06 22:57:58 | 映画
本日も真冬日。部屋にいても底冷えします。年末年始風邪に苦しめられてやっと治りかけたと思ったのに、またぶり返しそうで嫌ですね。

昨年夏「セックス・アンド・ザ・シティ」の映画版を見て遅まきながらすっかりハマってしまい、去年の秋から年末にかけてシーズン1~6まで全94話を全て見ました。よっぽど暇だったと思われそうですが、そうではなくほんのちょっとの空き時間も欠かさずDVDを見まくっていたのです。それぐらい面白かった。おかげで日本のドラマはあまり見なかったし、読書する時間もあまりありませんでしたね。
とにかく主人公の4人の女たちの魅力的なこと。セレブリティなはずなのに欠点も多く人間くさくて等身大で憎めない。
キャリーは自分勝手で気分屋なところもあるけど、気取らなくて、少女のような可愛さもあり友達思いで愛すべき人。
ミランダは賢く、皮肉屋で現実的だけどドジなとこも多く愛嬌もあり、一番頼りになる人。
シャーロットは典型的なWASPのお嬢様だけど真面目でいつも一生懸命。
サマンサはもう言うに及ばず。自分が大好きで一夜限りの恋愛が信条。いっそこういう人は気持ちがいい。
正直言って自分は4人の誰とも近くはないけど、ドラマを全部通して見ていると、NYのキャリアウーマン達というカテゴリーはあまり関係なく、恋愛や仕事、結婚、子育て、家族、友情などなど独身女性が抱える問題はどこの国の女性にとっても普遍的なテーマなんだな、と思わず膝を打ってしまう秀逸なエピソードばかり。見る前は、話題になっているけどどこがいいんだろ?とその良さが今ひとつわからなかったのですが、過激なベッドシーンなどよりも、その痒いところに手が届く、というような重箱の隅をつつくような瑣末な、でも恋愛したい女性たちにはとても重要なエピソードの積み重ねこそが世界中の女性の支持を受けているのだと納得しました。深刻な問題についてもユーモアと知恵と友情で乗り越えていく。爽快です。
1話1話が非常に丁寧に作られていてまったく退屈せず、たるみもなく、テンポも良く、1回のお話の中に必ず笑いがあり涙があり感心させられたり、4人の見せ場があったり・・アメリカのドラマはさすが!お見事としかいいようがありません。かけているお金の違いでしょうね。アメリカのドラマ事情は厳しくて、数字がとれなければ1話で打ち切りというのも珍しくないとか。そのかわりこのSATCやER、ビバヒル、Xファイル、24、LOSTなどのように当たると延々と続くという。日本のテレビ界には真似できないでしょうね。
年内に全話制覇したいと後半すごい勢いで見まくりましたが、最終回が終わってしまうとただただ寂しく、もう親しい友人のように思えていた4人の新しいお話は見られないんだ・・とガッカリ。映画のDVDも買う予定ですがここはひとつ映画版の続編などを期待したいところです。