マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

甘く見てるとダマされますよ

2008-05-25 23:07:52 | 映画
サンサンを聴いてからファクトリーに「アフタースクール」を見に行きました。大泉さん主演、内田けんじ監督作品と知ってから首を長くして待ちようやく見に行くことができました。
騙される騙されると聞いて、最初から何一つ見逃すまい、と目を凝らしてしっかと見ました。
私はミステリー好きですし、どんでん返しのある映画というのも結構見ていますので、多少騙されない自信があったのですが。

あっさり騙されちまいましたね(笑)
その意外性は予想以上でした。
なんつーか。前評判が良いだけに、過剰に期待しすぎてつまんなかったらどうしよう・・なんて思ってたんですが、まったく杞憂でしたね。
あれだねーこれは映画好きな人ほど騙されるかも。
つまり観客というのはいつの間にか無意識のうちにストーリーの先の展開を読みながら映画を見ているもんなんですよね。何パターンも。ストーリーを追いながら、ああこれはこういう展開かな?それともこういうパターンかな?ってな感じで。たいていの映画はそれを裏切らないわけで。
ところがこの映画はそういう思い込みを逆手に取って、観客を翻弄するんですよね。
あと役者さんに対しての思い込み。この役者さんならこういう役柄だろう、こんな人を演じるだろうという固定観念も逆手に取られちゃうんですよね。もうね。キャスティングの妙ですね。個性的な役者さんたちを揃えたなあ、と見る前から思ってましたが、これはこのキャストじゃないと成立しないかもねえ。見終わってからわかることですが。

↓以下ネタバレはしてないつもりですが、内容に軽く触れているかも。
途中真ん中あたりまでは「なんかありきたりな話じゃん・・」と思ってたのがだんだん不穏なムードになってくるわけですが。あるシーンから「あ?」と思い、「ん?え?えー!!!」となるわけで・・。途中から映画の印象がガラっと変わっちゃうんですよね。
変わってからもう可笑しくてクスクス笑いっぱなしでした。
んでちょっとホロリというか、胸がキュンって感じもあって。見終わったあとは非常に爽快。思わず「うまい!」と唸ってしまいました。

大泉さんはとってもオイシイ役です。小栗くんがラジオで言ってたとおり本当に最後のほうでは輝いていました。また、微妙な演技が上手くて、たとえば夜のカフェで北沢と向かい合っているところとか、なんともいえない複雑な表情をしています。
大泉さんばかりが目立っているわけではなく、佐々木さんも堺さんもすごく上手い。最初と最後ではまるっきり印象が違って見えちゃいますから。

今年は「実録・連合赤軍」を超える映画はないと思ってましたが、こっちも捨てがたいなあ。こういう軽妙だけど深い味わいのある映画って邦画ではあんまりないと思うんですよ。
騙されたといっても、「嵌められた」という感じではなく観客にとってフェアなように作られているので、「そうきたか!」と気持ちよくヤラレてしまいます。これからまた2度3度と見て別な視点から楽しみたいと思いますが、騙される楽しみは1度だけだと思いますので、未見の方はまことに幸せ。強くオススメします。劇場に足をお運びくださいませ。

祝・初日

2008-05-25 01:31:48 | 大泉洋・CUE
今日のブランチで怒涛の映画宣伝も終わりでしょうか。大泉さん少しはゆっくりできるかな?
相当疲れてるはずなのに相変わらず声もデカく、朝からテンション高い。とにかく喋りまくり、場をなごませきっちり笑わせる。本当にプロだわ。トークのプロだよ。つくづく思う。
なんつーか生放送って編集がないぶん、微妙な空気が生まれちゃうことってありますよね。でも大泉さんが出るとテンポも良くなるし、大泉さんの勢いに周りが引き込まれてなんか面白い空気になっちゃうんですよね。
堺さん佐々木さんとナマで3人で出てるとこ見ましたが楽しい~。雑誌の対談などの雰囲気そのままに本当に仲良さげでバランス良くて。大泉さんはもちろん堺さんと佐々木さんも大好きな役者さんで、ヘンな話大泉さんが主役でなかったとしても見に行っただろうなと思われます。それほど魅力たっぷりでそそられる映画ですね。
大泉ファンとしては初日に行きたかったところですが、今日は妹の子供たちと遊ぶ約束をしてましたので。とにかく明日だなあ。でも明日サンサンが昼間あるじゃん?日ハムのナイターがあるから。朝早いうちに行くか、夕方から行くか迷うところでございます。