京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

草木染めの帯

2006年10月06日 | 染め帯
あかねさん、いしのすけさまにはただいま巴里と東京で同時に草木染め@志村ふくみさんの本をお読みになっていて、草木染めに関心がおありとか!

そこで,ake編集長はまたまたアイデアがひらめき,いま箪笥をゴソゴソして、草木染めの帯を取り出してきました。


昨夜のうさぎさんの草木染め帯はいただきもの
今夜は好きで自分で誂えたものです
年に1、2回あるデパートの催亊『全国何とか何とか工芸展』?で出会った九州の重要無形文化財に指定されている草木染め工房の品です。

1)草木染め博多織八寸帯 アイボリー

 帯締めは2回に亘って買いましたのでおまけでいただいたとても締め易い長いめの同工房の草木染め(右は黒く見えてますが,エンジです)




2)草木染め袋帯

  露芝柄の袋帯。
  発色がとても柔らかい仕上げになっているのが草木染めの好きなところです。




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譲られた草木染帯

2006年09月11日 | 染め帯
高いところからの眺めが大好き
米国で訪問したビッグな都市でも一番高いビルに登ってます。
もちろんNY 、ボストン、それにアトランタ、シカゴ(ここは摩天楼が競い合うきれいなビルがウリの都市)...

今日の会議は大阪天満にある帝国ホテル大阪の22階。
会議後にはフレンチにフルコース&シャンパン、赤白ワイン付きと言ういまどき数少ないありがたきビックな会議。



秋の雲を眺めるだけでもごちそう。
リアルごちそうまでいただきました。






自宅から直接行ける日はいつもこの会議には着物を着ています。
女性が委員ばかり6名、そして主催者は男性役員さま8名ほど!

今日は何を着ようかしらと考えるのも楽しみのひとつ。

着物は単の小紋@南天の柄に行儀の京友禅。
以前に雨で縮ませてしまって,仕立て直した痛い経験の縮。






帯は,私のこの秋のテーマ、大人の可愛い@『きものサロン』の真似し!!


帯のピンクに合わせてピンクの三分紐に真珠の帯留め(画像が不明ですみません)


ある研究会でご一緒している素敵なマダムからお譲りいただいたもの。
ご自身にもお嬢様がいらっしゃるのに、私にくださったのですよ。娘は着そうにないから、あなただったら、大切に着てくれそうだからと!
草木染めの葡萄柄




大好きな帯です


メンバーの赤松良子さまが東京からお越しでした
だから会議は硬派であっても華やかで国際色豊!

晩さんもフレンチですから、赤松様のお好きな赤ワインがサーブされ、
2本目の赤はとても深みのある美味しいものを選んでくださり、
お隣同士で楽しませていただきました

他の研究会でももう10年もの長いおつきあいになりますと、
ビックな方とも和気あいあいとお話しをさせていただける楽しさは格別!

そこで、「ake さん、ちゃんとみなさいよ!それはお皿に掛けてあるスプーンでいただくのですよ!」と赤松さま。



お話に夢中の私が持とうとしたのははじめのシルバー。雲丹のムースにはスプーンがちゃんとありました。粗忽者でござい!失礼しましたと大笑い



この夏にびわ湖ホールでのオペラでもご一緒した夏子様もメンバー。
今日もチャーミングにお帽子もコーディネートされてお洒落に決めておられました。

本日の会議のテーマである「アンティエイジング」に相応しい70代の方が明晰でお元気なメンバーの会議でありました

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日舞関係は派手?ということで、派手目の帯を!

2006年06月03日 | 染め帯
関西で活躍する日舞の名取りの舞台は NHKホール 

仕事で、会議室などには入ったことがあるのですが、
この新ホールは始めてでした。
ドームのような1500人収容の大ホール。


肝心の舞台は、さすがカメラは御法度。

日舞の方は派手だと、常々わがキモノ師匠である真由美センセイが仰っているので、私は予定通り、派手目の染めの帯@渋谷和子さん作「砂漠」。




芯もソフトで、八寸の様に軽い名古屋帯。
キモノは竺仙のよろけ縞単衣。



帯留は、バブル期のおおぶりのペンダントを帯留めに仕替えたものです。
べっ甲もどきの一部が取れたので、銀を入れてもらいました。



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目出鯛帯 当日

2006年04月16日 | 染め帯
疏水ベリを南禅寺まで歩いてご招待のお食事会に出かける。格好の名残の花見サンデー


お騒がせしましたが。こういうコーディネートになりました


やっぱりはんなり系が欲しくって、白の飛び絞りの紅に、
帯締めはそろばん玉のクリームにしました。
これだと、お鯛ちゃんに障らずにいいかと。

この帯の前はリバーシブルになっているので手桶か鯛かが表に出ます。
お太鼓部分はどちらも揃っている実に楽しい帯です!

おまけにどなたが、発見してくださっていたように、地紋はウロコ柄というこれまた素敵でしょ!


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どちらの帯揚げが?目出鯛帯に

2006年04月15日 | 染め帯
今日はひどい雨で満開の桜も落花盛ん!



明日、夫の関係の方がお食事会に私たち夫婦をご招待くださる
南禅寺にある料理屋のお昼@夫の定年のお祝い慰労ということらしい。

こういうコーディーネートはいかが?
着物縁の芦屋の真美さまにご紹介いただいたオリジナル帯。
在京の方のお仕事。
http://lace-no-hana.sunnyday.jp/index.html



はんなり系の京風飛び絞りの白い帯揚げがいいか?

共色のグリーン系がいいか?
迷ってます。



着物は御召しで、今の季節にふさわしい色目なので今回下ろそうと思っています。
紋も共濃いで入れました。
御召しは格もあるので、紋を入れておくとお茶席や改まった席でもOK です。
昔は御召しはよく着られましたが、近頃は品数が少なく、丁度格好のいい色のものが見つかったのでつくりました。
着心地はタレものとカタものの丁度中間で、私はけっこう好きです


そして、今度は帯締めをどれに?
いちばん左端のそろばん玉のような動く玉付きのものを、伊勢丹でやっと見つけました!以前みょうがさんのを拝見して気になっていたものです。




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帯自慢の桜が咲いた!

2006年03月28日 | 染め帯
これです!
一年越しの桜の帯。しかも夜桜の枝垂に見えます。義母に改めて感謝の帯です。
昨年はおバカにも足の甲を骨折してこの帯をして外に出ることができませんでした。

昨日、京都も開花宣言!それで今日のMBS審議会にはいそいそとこれで出かけました。後ろ姿を見て欲しいという帯自慢気の顔してたかしら?

ちょうど長年にわたって審議委員と委員長もされていたM委員が今期で委員を辞されることになり、私が委員を代表してローズピンクのバラの花束をお渡ししました。M委員所属の大阪北ロータリー倶楽部の例会に4月にゲストスピーカーとしてお話させていただくことになってます。大阪財界人を前に着物でお目見えしようかしら?

出かける前にセルフタイマーでこの通リだいぶ上手くポーズもとれるようになってきました。



帯締めは絵美さまのブログ http://blog.goo.ne.jp/kanagawa_emi/ で教えていただいた三重県伊賀
http://www.obashiya.com/ の冠組の桜鼠色 ちょっと長さが短いですが、お値段がこれですから、ありがたし。


花びらのところどころに銀の刺繍が施されています。困ったもんで、この帯を義母がしていた記憶がありません。いかに着物に目が行っていなかったかがこれでよくわかります


こういう工夫もあります。
九寸の仕立ての際に内ポケットが作ってあります。名刺やラガールカードを入れておきます。


そうそう、この着物も譲られたものです
ある研究会でご一緒している素敵なマダムから。
ご自身にもお嬢様がいらっしゃるのに、私にくださったのですよ。娘は着そうにないから、あなただったら、大切に着てくれそうだからと
それはそれは上等の、自分では手が出ない鬼しぼのちりめん。この帯に併せたような小紋でしょ!

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塩瀬好き

2006年02月18日 | 染め帯
塩瀬は何本も欲しいほど好き。
大島、紬にはもちろんのこと、本日のような小紋にも合う。
きもの1枚に、帯3本とはよくいわれるが、着物1枚に塩瀬3本でもいいくらい好き。

これは、私が持っている小紋でいちばん渋い小紋で、油滴小紋という。
有名の茶碗@油滴天目を模してある。
地は渋いエンジ紫で,油がはねたようなドットが油滴なのだ。
八掛けはそれにあわせてある。
きもの師匠の真由美せんせいのお見立てで早い時期に買ったもの。シックで落ち着く。


本日は、芸術センター(元、明倫小学校)でドビッシーの「前奏曲1、2」を主題に、
京の型絵染めの染色家の伊砂利彦氏がその24曲のイメージで作られた作品を24枚、
ピアニストで評論家の青柳いづみこさんの24曲演奏されるというなかなかの企画のコラボに参加した。

伊砂氏のご案内で数年前に杉本会のメンバーと吉野の桜を見に行ったことがある。
その氏にちなんで型染めの塩瀬を下ろした!それに京染めの油滴小紋を合わせた。

続きはまたに明日に@時間切れ!


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色無地に梅の帯

2006年02月03日 | 染め帯
また結髪づいている
「この水仙のかんざしとても刺し易くいいものですよ」と美容院さん。これって、西陣織会館でのセールでゲット。落としても惜しくない品(笑)


仕事で表彰式に立ち会うので色無地紋入りにしてみた。


これはお嫁入りの箪笥の定番@ピンクの色無地の染め替えである。
帯はこの間キハチと合わせてみた絵羽織りのリフォーム帯。つまり着物も帯も嫁入りの20代のものの直し品




パーティー用に使った小物作家さんのポーチ。好きな蔦葉の帯地が使われている。

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梅の染め帯

2006年01月29日 | 染め帯
私の亡き父の名には梅がついた。それだからというわけではないが梅が好きだ。梅の枝は生命力が強く、喩え枝が折れも「折り梅」としてさらに強くなる。もう蕾をつけている前庭の梅の前で。

この帯は,元は子どもの入学式に着た絵羽織@母親の制服!だったもの。こういうものをもう着ることがなくなったので、2部式にして帯に作り換えてもらった。しかも裏は英子の若い頃の羽織りを洗い張りして使っている昼夜帯(何と和の名のきれいなこと!つまりリバーシブル帯)



季節感のある帯で遊ぶ愉しみ!帯の後ろ姿は絵の額のごとし!
そのうちこれにちょっと刺繍を加えてみたらもっといいものになるだろう!な*さん、よろしくおねがいします

行きつけの美容院で結髪後に。

帯を見せたいのであえて帯締めは目立たない様に三分紐にして,帯締めも無難に平凡な瑪瑙にしてみた。

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帯くらべ

2006年01月27日 | 染め帯
先日と同じ古代本泥染大島を再び続いて着ることにしましたが、帯で気分をかえてみました。その実例のひとつ。

T:お昼間
P:町家でのランチ
o:友人の集まり



帯:草木染めの名古屋九寸帯(ある素敵なマダムから譲られました)
帯揚げ:新年会なので白に宝づくしの刺繍の縮緬
帯締め:大好きなトンボ「ゑり善」にポイントを置いたので,三分紐は帯と同じローズ系にして帯にとけ込ませてみました。

このコーディネートはいかがでしょうか?


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名古屋九寸塩瀬「投扇興」

2006年01月11日 | 染め帯
私の着物師匠として着物道でお世話になっている真由美センセイのご邸宅で新年ディナーにご招待を受けた。
ぜひ、センセイにこの綺麗な季節限定の帯を見て頂きたかったので、下ろし立ての「蛍ぼかし」の小紋に併せてみた。センセイはこの小紋がとってもいいとほめてくださった。自分で見立てることができるのは、センセイが見る目を養ってくださったおかげです。いいもので訪問着かと思ったほどだから、紋をつけておく方がいいですよ、とのこと。





拙宅の座敷で後ろ姿をセルフタイマーでいつもショットしています、

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京縫、金駒刺繍の帯

2005年12月17日 | 染め帯
親友、英子の声楽コンサートに行ってきました。
今回の彼女のコスティームは自分の若いころの着物を知人のデザイナーにドレスに作り替えてもらったもので、色白の彼女にはよく似合って綺麗 その制作者も来場されたました!
ラメのブレードがウエスト&ネックラインにあり素敵でした。
私は小紋に刺繍の塩瀬の椿の帯でした。
京都の日本刺繍を「京縫」(きょうぬい)と言います。
この帯には京縫の金駒刺繍が施されている。金糸を細かく留める独特の手法。
義母の遺した大切な帯のひとつです。




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カトレア柄 縮緬染め帯

2005年12月15日 | 染め帯
義母の遺したもの。カトレアが綺麗。
ブルーの濃淡で着物、帯揚げ、帯締めを組み合わせてみた。
はじめ、シンプルなブルーの帯締めにしてみたら地味でさびしく思われたので、サーモンピンクとのコンビの帯締め@京風甘い目に替えた

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渋谷和子の染帯

2005年12月13日 | 染め帯
着物デビューして間もない頃、美術プロデューサーに案内されて伺った染色作家渋谷和子さんの工房で出会ったもの。鮮やかな配色と斬新なピラミッドのようなデザインが気に入りいただいた初めての作家もの。題名は『砂漠』

件の『別冊なごみ』でこの帯が掲載されています。

お煎茶杉本会のお稽古と忘年会が昨日ありましたので、この帯で参加しました。
ここにその画像を掲載しました。


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大城廣四郎の本染かすり帯

2005年12月12日 | 染め帯
沖縄のフクギの草木染め@大城廣四郎遺作
南の空を飛ぶツバメのトゥイグヮー(鳥)の柄にひかれて求めたもの。

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