39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

『万葉集』の特徴は五七調

2014-02-07 22:28:46 | レコード盤

こんばんは
昼頃から雪が降り出して少し積もりましたが夕方には止んで、少し融けて今は「これからどうなるのかな?」と言った静かな状態です。
天気予報では明日の昼頃までは雪の予報ですが、もう降らないような気がします。
明け方に冷え込むので凍結が心配ですね。
ほったらかしの実家はどうかな?明日ちょっと行ってみることにしましょう。
・・・
今日は記事にすることが思いつきません。
え?レコードですか?いま聴いているのはレオ・ブローウェルのギターでスカルラッティーの12のソナタです。

Dsc09991

この盤はすごく気に入っています。
スカルラッティのソナタはチェンバロの曲ですが、ギターとチェンバロは弾いたらすぐ減衰する音の性質が似ているので、ギターにも良く合うと思います。
・・・
書くことがないのでこんなときは百人一首の研究でもしましょうか。

? 春過ぎて
  夏来にけらし
  白妙の
    衣ほすてふ
    天の香具山
      持統天皇

<通釈>
既に春が来て夏が来たらしい。夏になると、白い衣を干すという天の香具山に、あのように白い衣が干されているのが見えることよ。
<夏白し>
春の霞んだ空は、夏になると同時に、さわやかに晴れ渡ってゆく。香具山の青葉若葉が日に映え、樹々の緑色の中に、点々と白い衣が干してあるのが見える。春が終わり、夏になったのである。歌から視覚的に受け取る「緑」と「白」との配色の対照の写実的な美しさは、新鮮でそして清潔な感覚を示しています。この歌を詠んだ人が女性であったと言うことをも思いあわせると、衣によって季節の移り変わりを感得した繊細な感情がさらに強くうなづかれます。
<句切れ>
結句(第五句)以外の句で歌が終止しているのを「句切れ」と言います。その切れ方は、切れた句の位置により「初句切れ」「二句切れ」「三句切れ」「四句切れ」と言います。結句以外に切れた句のない歌は「無句切れ」と言います。この歌は「夏来にけらし」で切れるから「二句切れ」という訳です。『万葉集』の歌には「二句切れ」「四句切れ」が多く、五・七/五・七/七、という形になるので『万葉集』の特徴は五七調であると言われます。なお、この歌のように体言で終わるのを「体言止め」の歌と言います。
・・・
高校の教科書を丸写しにして何が面白いのか、ですって?
目で読んだだけでは字面を追うだけで全然理解してないんで、こうやって読みながらキーボードで打ち込むとよくわかると言うことです。
早く春が来て夏にならないかなぁ・・・


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2 コメント

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こんにちはー (照れまん)
2014-02-08 20:46:02
百人一首 勉強させて頂いています。
この和歌も、聞いたことはありますよ。
それで、序に私も勉強してみようと思いましたが、持統天皇の所で難しくてやめました。

   原文  : 春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山

これが、原文 のようですが、難しくて読めませんね。
やっぱり、百人一首は、仮名混じりで読み易くく書かれているので、ありがたいですね。
これからも、解説よろしく お願いします。
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照れまんさん こんばんは (39ギター)
2014-02-08 21:33:51
雪で喜んで庭をかけ廻っていませんか?ボクは炬燵で丸くなる方です・・・
この歌、原文では何のことやら分かりませんね。
仮名交じりでも難しいですが・・・
この一番寒い時期に夏が来た歌を読むと少しでも暖かくなりますよね。
持統天皇は女性だったんですね、だから季節の変わり目に衣装のことが気になったと言うことで、衣装のことが気にかかるのは今も昔も女性は変わりませんね。
歌は暖かいですが実際は雪が降って寒いですからお互い体に気をつけましょう。
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