に行ってきました。
パンフレットはこれ
今年は大変充実していたように思います。
去年と大体同じ顔ぶれで、初心者からベテランまで、基本に忠実な人から思い切り背伸びした人まで、恐る恐る弾いている人から思いっきりはじけて弾いている人まで、いろいろな演奏が聴けて楽しかったです。
特に後半はベテランぞろいで、その中でも去年もお気に入りだった「庭田千恵子」さんのヴィラロボスのプレリュード1番は最高だったです。
1曲目のワルツで繊細な女性らしい演奏を披露したあと、2曲目のヴィラロボスは迫力があり、とても華奢で可憐な女性の弾く演奏とは思えない堂々としたものでした。
ギターが鳴っていました泣いていました吠えていました語っていました、感動しました。
コンクールレベルではないでしょうか、頑張って下さい、期待しています。
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バッハは二人の方がパルティータ1番のサラバンドを弾きました。
一人目の宮東さんはお上手なんですが、テンポが走っていて初心者によくある早打ちというか前の音を十分のばさずに次の音に入ってしまうところが多くあり残念でした。サラバンドはもう少し落ち着いて弾いた方が良いと思います。それと、もっと音量と音色(ねいろ)が欲しいですね。
二人目の牛島さんは一般参加と言うことで協会員でも教室の生徒さんでもないようですが、サラバンドは音量も音色もあり「福田進一」風の味のある演奏でした。
ただ、残念なことはドゥーブルを省いたことです。
サラバンドとドゥーブルは一対でドゥーブルを省くのは曲を途中でやめたのと同じことになります。(私の意見)
音楽は起承転結が大切でいきなりサビに入ってもおかしいですし、まだ続きがあるのに終わってしまったのでは、いくら上手な演奏をしてもらっても聞いている方は中途半端で後味が悪くなります。お上手な方だけに残念です。
このサラバンドのように組曲の中の一曲だけを演奏するのは起承転結の点では難しいですね。前の曲からの雰囲気のつながりが無いので始まり方に一工夫が必要ですし、後に続く雰囲気を残したまま終わるのも後味が悪いですね。
できればこのサラバンドは後のブーレ・ドゥーブルも続けて弾いた方が良いと思います。
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偉そうなことを書いてしまいましたが、大変勉強になりました。
来年も楽しみにしています。