いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

昔の人は諺で教育した

2022-05-17 06:55:36 | Weblog
                            分類:他

   上には上がある、下には下がある
   上みて働け 下みて暮らせ


 『オヤジとおふくろ』文藝春秋社(1999・刊)には各界著名人から両親どちらかの思い出話が寄稿されています。
 現在(いま)では鬼籍に入ってしまった人の方が多いが、中でも渡辺美智雄(元・衆議院議員)の述懐には私にも共通するものを感じました。

         《寄稿者その人が懐かしい100人の思い出話

 渡辺美智雄の実母は「彼」を産んで3週間で他界してしまい、叔父の家に引き取られて育ったそうですが、その母(義母)はとても可愛がってくれたと記しています。
 叱ることはせずに、例え話や諺(ことわざ)で諭されたというのです。食事のことや苦労のことで不平不満を言うと前述(冒頭の赤文字言葉)のように言って教えてくれたそうです。

 比較にはならないが、読んでいて私の母も類似しているところがありました。例えば「勉強をしろ」とは強制しないで、何もしないでいると「学校の授業時間で先生に指されて答えられなかったら恥ずかしいだろう、〝転ばぬ先の杖〟と言って予習復習をしておくのは大事だよ」。やんわりと言うのでした。その一言が忘れられず、全てにおいて大切な言葉として後々まで私の心の中で生きてきました。。


  
コメント
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