分類:PV
・飲み屋(俗にいう「赤提灯」)の張り紙で、お客に直言すると角が立つの
で、さり気なく断っている名文? を見かけることがあります。
《酔客とウマく付き合うのが水商売の秘術》
ツケのお断り
好きなあなたに
貸したいけれど
貸せばあなたは来なくなる
飲酒運転お断り
好きなあなたに
吞んで欲しいが
飲めばあなたは事故の元
30代の頃に大阪で3年ほど暮らしたことがあります。
繁華街から少し離れた場所の赤提灯へ入ったのは師走の半ばで、もちろん私は一見(いちげん) の客。常連客が去ると次に来る客までに暫く間がある、そんな店でした。
どうせ飲むなら落ち着いてゆっくりと飲める店が好きなので格好の店でした。カウンター越しのママと俗世間の、大阪の面白さや人間性などについて話り合いました。
帰りがけに「おおきに。良いお年を」と店先まで送ってくれて白い封筒を渡されました。「なんですか? これは」と訝し気に聞くと『1億円です!』と言って笑みを浮かべました。
ナント、そこには300円の年末ジャンボ宝くじ1枚が入っていて、来年に向け大きな夢を与えてくれたのでした。
私は大切に胸ポケットに収めると、急に心が温まった気がしました。
・飲み屋(俗にいう「赤提灯」)の張り紙で、お客に直言すると角が立つの
で、さり気なく断っている名文? を見かけることがあります。
《酔客とウマく付き合うのが水商売の秘術》
ツケのお断り
好きなあなたに
貸したいけれど
貸せばあなたは来なくなる
飲酒運転お断り
好きなあなたに
吞んで欲しいが
飲めばあなたは事故の元
30代の頃に大阪で3年ほど暮らしたことがあります。
繁華街から少し離れた場所の赤提灯へ入ったのは師走の半ばで、もちろん私は一見(いちげん) の客。常連客が去ると次に来る客までに暫く間がある、そんな店でした。
どうせ飲むなら落ち着いてゆっくりと飲める店が好きなので格好の店でした。カウンター越しのママと俗世間の、大阪の面白さや人間性などについて話り合いました。
帰りがけに「おおきに。良いお年を」と店先まで送ってくれて白い封筒を渡されました。「なんですか? これは」と訝し気に聞くと『1億円です!』と言って笑みを浮かべました。
ナント、そこには300円の年末ジャンボ宝くじ1枚が入っていて、来年に向け大きな夢を与えてくれたのでした。
私は大切に胸ポケットに収めると、急に心が温まった気がしました。