いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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いわき市鹿島町を歩こう60

2015-09-13 06:41:58 | Weblog
                                            分類 : 歴
 いわき市鹿島町を歩こう    60
   二つある「鹿島小学校発祥の地」の石碑   
                    ① いわき市鹿島町久保 (金光寺の境内)
                    ② いわき市常磐上矢田町( 鹿島神社の鳥居附近)

 現在の鹿島町は、明治22年以前まで12の村がそれぞれ独立していたので教育施設も数か所に分かれていました。
 明治6年に小学校が義務教育として発足し同年、久保村の金光寺に啓蒙小学校、上矢田村神宮寺に成徳小学校が設置されました。校名の 「啓蒙」 や 「成徳」 は、中国の古典からとって名付けられています。
▲「鹿島小学校発祥の地」 の二つを比較すると、石の材質・程度・大きさ・書体などが同じなので、同
  時期に作られ設置されたものと推察できます。


                             ①

 それまでは、一般庶民の教育は 「寺子屋」 で行われ、師匠となる人は僧侶が最も多く、次いで武士や神官でした。
 しかし、小学校は出来たとはいっても実情は財政上の問題から校舎を新築する程の余裕がなかったために、暫くの間は寺子屋や塾などを改造、依存していたようです。


                             ②

 その後、双方の学校は校名を変えたり、移転したりと幾多の変遷を経て昭和9年10月に走熊字中島1番地に木造平屋建て瓦葺き校舎が造られました。
 昭和54年、同地に待望の鉄筋コンクリート3階建て新築校舎が完成しました。
 そして平成27年(2015)のいま、鹿島小学校は創立142年目になります。


〈関連記事〉いわき市鹿島町を歩こう 46 (2015・8・30付)
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