分類 : 歴
いわき市鹿島町を歩こう 71
平藩の殿様が泊まった家 所在地 : いわき市鹿島町下矢田字前原
口伝によると、平の殿様(年代を確定する資料はない)が下矢田の名主、園部家に一泊することになった。
事前にそのことが下知されて、一泊するから殿さま専用の通用門を建てる事、殿様の泊まる部屋の続き間に槍を立てておける高さの部屋を用意する事、殿さま専用のかわや(トイレ)を1間(約2メートル)四方の広さに造り、その中と、かわやへ通ずる廊下には畳を敷く事、などの準備を求められた。
《建て替えられてはいるが、原形を保持している殿様のために作られた門》
殿様は途中、獺沢(オソザワ)の長瀬家に寄って休息してから薗部家へ向かった。薗部家の土産として「たらよう」の木1本と「白もみじ(カエデ)」1本を贈り、更に書き物1枚を与えた。
その後々になってから昭和21年、昭和47年の家屋大改造では殿様の泊まった部屋と槍部屋は現状保存を行った他、殿様の通った門は同じ形で建て替えられた=写真上。
《真浄院の墓地から下矢田前原地区を望む》
いわき市鹿島町を歩こう 71
平藩の殿様が泊まった家 所在地 : いわき市鹿島町下矢田字前原
口伝によると、平の殿様(年代を確定する資料はない)が下矢田の名主、園部家に一泊することになった。
事前にそのことが下知されて、一泊するから殿さま専用の通用門を建てる事、殿様の泊まる部屋の続き間に槍を立てておける高さの部屋を用意する事、殿さま専用のかわや(トイレ)を1間(約2メートル)四方の広さに造り、その中と、かわやへ通ずる廊下には畳を敷く事、などの準備を求められた。
《建て替えられてはいるが、原形を保持している殿様のために作られた門》
殿様は途中、獺沢(オソザワ)の長瀬家に寄って休息してから薗部家へ向かった。薗部家の土産として「たらよう」の木1本と「白もみじ(カエデ)」1本を贈り、更に書き物1枚を与えた。
その後々になってから昭和21年、昭和47年の家屋大改造では殿様の泊まった部屋と槍部屋は現状保存を行った他、殿様の通った門は同じ形で建て替えられた=写真上。
《真浄院の墓地から下矢田前原地区を望む》