いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

いわき市鹿島町を歩こう43

2015-08-27 06:45:58 | Weblog
                             分類 : 歴
 いわき市鹿島町を歩こう    43
      穏やかな気候をアピールするシュロの木     鹿島街道一帯

 鹿島街道は、浜通り地区の商業拠点と、国際港を抱える産業拠点小名浜を直結する大動脈で、地域経済のホットラインとして欠かせない主要道です。
 道は交通機能(人や物の移動)という大きな目的の他に、生活を支え、生活や文化を支え、環境や防災の機能も果たしています。


             《整然とした御代坂のシュロ並木

 いわき市内を走行していると観光的な側面からの活用も可能であることが窺えます。
 映画 「フラガール」 で全国区になった「いわき市」でもあるが、市内の道路沿いには至る所に棕櫚(シュロ)の木が植栽されています。これなどは道が観光目的に利用できるという典型的な好例だと云えます。
 道路沿いのシュロは映画以前に植えられてきたものですが、もとはスパリゾートワワイアンズの前身、常磐ハワイアンセンターの頃に施設の周辺で見られる程度でした。


              《下矢田の市中央卸売市場附近

 いわき市は東北地方の最南部に位置していることもあって、気温は中通りや会津地方と比較すると温暖なところと云えます。
 統計によると、気温の平年値は最低3,2度で最高24,8度ということですから、これは東日本型の気候に属して海洋の影響を受けて気温の年格差が少ないことが起因しているのでしょう。
 
 道路沿いにシュロを植えたのは観光団体を始め、市や建設事務所などのアイデアと実行が功を奏して、県外からの観光客に良い印象を与えているようです。
 いわきを訪ねてくる人たちに、いわきの気候風土とイメージをシュロの木は、ほのかな南国ムードを味あわせているのかも知れません。

コメント
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