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アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

20231005 佐藤春夫『更生記』から、事件後の島清と芳江

2023年10月05日 | 島田清次郎と石川の作家
20231005 佐藤春夫『更生記』から、事件後の島清と芳江  10月13日から呉竹文庫で「企画展 島田清次郎とその時代」があり、久しぶりに島清について書かれている『更生記』(佐藤春夫)を読んだ。1929年5月から10月にかけて新聞に連載され、島田清次郎死後の1930年9月に単行本として発行された。『現代日本文学大系42 佐藤春夫集』(51~153p)に収録されている。 文章構成(起承転結) . . . 本文を読む
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20230923【ご案内】呉竹文庫企画展「島田清次郎とその時代」――追伸

2023年09月25日 | 島田清次郎と石川の作家
【ご案内】呉竹文庫企画展「島田清次郎とその時代」――追伸  10月13日から12月17日まで、呉竹文庫(白山市湊町ヨ146)で、「島田清次郎とその時代」という企画展があります。入場料310円。チラシはネット上から拝借。  島清は1900年に生まれ、2歳のときに父親を海難事故で失い、5歳ぐらいまでその地に留まっていたが、母親とともに金沢市野町に転居したので、幼友達もおらず、足跡は何もありません。 . . . 本文を読む
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20230821 関東大震災前後の島田清次郎と舟木芳江

2023年08月21日 | 島田清次郎と石川の作家
関東大震災前後の島田清次郎と舟木芳江 瀬出井さんの遺品  2003年に瀬出井学さんが亡くなって、もう20年が過ぎた。共に、東京へ、広島へ、車を飛ばした。瀬出井さんは、朝鮮女子勤労挺身隊不二越強制連行訴訟の支援スタッフとして、その最後の命を燃やし尽くした。そして、遺産(生命保険)のなかから、△△△万円の現金を訴訟支援連絡会(弁護団)のために残して逝ってしまった。お葬式は遺族と友人たちだけで、こぢん . . . 本文を読む
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20190700 「雑筆」の翻刻を終えて ~助けを求める島田清次郎~

2023年07月21日 | 島田清次郎と石川の作家
「雑筆」の翻刻を終えて ~助けを求める島田清次郎~  石川近代文学館は、「雑筆」(一九三〇年)の閲覧をかたくなに拒んできたが、六月中旬、島清研究者から、原稿用紙十七枚(三四ページ)の「雑筆」の写真を借り受け、さっそく翻刻に取りかかった。  全体は第一項から第八項まであって(プラス第九項)、第一項は六ページのスペースをとって、医師・赤津誠内著『精神衰弱、痴呆と黴毒』のレポートにあてられている。  第 . . . 本文を読む
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20230721 写真と地図で見る 島田清次郎の美川

2023年07月21日 | 島田清次郎と石川の作家
20230721 写真と地図で見る 島田清次郎の美川 はじめに  今年(二〇一九年)は、島田清次郎生誕一二〇年、『地上』第一部出版から一〇〇年、来年は島清没後九〇年になる。  島田清次郎は一八九九年二月産声をあげてから、一九〇四年、母とともに金沢野町に転居するまでの、わずか四年間だが、美川で過ごした。島田清次郎が暮らしたころの美川町について、写真と地図でレポートする。 <1>  . . . 本文を読む
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20210921島田清次郎近況

2021年09月21日 | 島田清次郎と石川の作家
20210921島田清次郎近況  久しぶりに、島田清次郎の美川を歩いた。手取川と白山連峰の素晴らしいコラボレーションに感動しながら、呉竹文庫の近くを歩いた。  道專山墓地(美川平加町)には島清のお墓があるが、すでに係累もなく、誰一人訪れることがないはずなのに、板キリコが置かれ、小石に描かれた猫が手招きして待っていた。花ろうそくに火を灯し、島清の非業の死を悼んだ。(花ろうそくは七尾市の名産)   . . . 本文を読む
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20210222 島田清次郎資料集のプレゼント

2021年02月22日 | 島田清次郎と石川の作家
 20210222 島田清次郎資料集のプレゼント  一昨年8月に小冊子『島田清次郎 未発表エッセイから読み解く、その実像』を出したが、それほど注目はされず、50冊ほどが残ってしまった(2023年6月時点で残り20冊)。 品切れになりました。新たに「島田清次郎の初期作品集」を準備中。乞うご期待。 目 次           写 真・遺稿「雑記帳」 翻 刻・遺稿「雑記帳」全文(1921年 . . . 本文を読む
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20200708『石川県ゆかりの表現者と戦争 とくに、室生犀星の戦争詩について』

2020年07月08日 | 島田清次郎と石川の作家
20200708『石川県ゆかりの表現者と戦争 とくに、室生犀星の戦争詩について』  注文 郵便振替口座名:アジアと小松 口座番号:00710-3-84795 頒価:300円(送料:180円) 目次 序 動機/①戦争と弾圧の時代/②日本文学報国会 Ⅰ 犀星の戦争詩/①随筆を対象化/②作家的原点/③プロレタリア文学への親和/④プロレタリア文学に別離/⑤政府高官との接触/  ⑥追いつめられる犀星/ . . . 本文を読む
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【論考】5 石川県ゆかりの表現者と戦争、とくに室生犀星の戦争詩について

2020年05月27日 | 島田清次郎と石川の作家
【論考】5 石川県ゆかりの表現者と戦争、とくに室生犀星の戦争詩について 目次 序 ①戦争と弾圧の時代/②日本文学報国会 Ⅰ 犀星の戦争詩:①随筆を対象化/②作家的原点/③プロレタリア文学への親和/④プロレタリア文学に別離/⑤政府高官との接触と躊躇/⑥追いつめられる犀星/⑦政府とメディアと作家/⑧戦後、戦争詩を削除 Ⅱ 石川県ゆかりの表現者:①泉鏡花/②徳田秋声/③鶴彬/④中野重治/⑤杉森久英/⑥ . . . 本文を読む
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【論考】4 石川県ゆかりの表現者と戦争、とくに室生犀星の戦争詩について

2020年05月10日 | 島田清次郎と石川の作家
【論考】4 石川県ゆかりの表現者と戦争、とくに室生犀星の戦争詩について 目次 序 ①戦争と弾圧の時代/②日本文学報国会 Ⅰ 犀星の戦争詩:①随筆を対象化/②作家的原点/③プロレタリア文学への親和/④プロレタリア文学に別離/⑤政府高官との接触と躊躇/⑥追いつめられる犀星/⑦政府とメディアと作家/⑧戦後、戦争詩を削除 Ⅱ 石川県ゆかりの表現者:①泉鏡花/②徳田秋声/③鶴彬/④中野重治/⑤杉森久英/⑥ . . . 本文を読む
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