OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

爽快なりっ!

2016-06-10 17:31:40 | Beach Boys
Mike Love, Bruce Johnston & David Marks Of The Beach Boys Salute Nascar (76 = CD)
 
昨日、つまり6月9日は「ロックの日」だったのに、あのバカヤローの所為で嘆き節を書いてしまったのは痛恨の極み!
 
そこで本日はスカッと晴れた初夏に相応しく、思いっきり爽快な夏向きCDを愛車の中で鳴らしまくって仕事場へ向かいました。
 
掲載したのは、その中のひとつで、これが1998年に出た疑似ビーチボーイズの快作なんですねぇ~~♪
 
 01 I Get Around
 02 Little Deuce Coupe
 03 Little Old Lady From Pasadena
 04 409
 05 Shut Down
 06 Little G.T.O.
 07 Ballad Of Ole' Betsy
 08 Little Honda
 09 Fun, Fun, Fun
 10 Don't Worry Baby
 
それは上記した演目でも一目瞭然でありましょうが、とにかくビーチボーイズ初期のヒット&人気曲ばかりですから、必然的に「らしさ」が求められるのは言わずもがな、あえて「疑似」と書いたビーチボーイズとはマイク・ラブ、ブルース・ジョンストン、そしてデヴィッド・マークス、さらにはジャン&ディーンのディーン・トーレンスと1980年代のビーチボーイズのライブを支えたギタリストのエイドリアン・ベイカーが参加しての布陣であれば、本家の信者ならずとも、素直にシビレる仕上がりは保証付♪♪~♪
 
もう少し書き加えさせていただければ、マイク・ラブはビーチボーイズの裏リーダーというか、今ではブライアン・ウィルソンがビーチボーイズの全てという観測が正論のようになっていますが、個人的には殊更初期においてはマイク・ラブの作詞がなければ、ビーチボーイズのヒット曲、そしてグループとしてのイメージも確立されなかった事は明白だと思うばかりですから、もっと素直に楽しむためにも、マイク・ラブを自然に認めて欲しいわけで、それこそがこのCDの颯爽とした仕上がりの秘密じゃ~ないでしょうか?
 
また、ブルース・ジョンストンも途中参加のメンバーですが、逼塞してしまったブライアン・ウィルソンの影武者というよりは、むしろ中期以降のビーチボーイズにおいては、そのポップスセンスこそがグループの人気継続に欠かせなかったというポイントにおいても、侮れない存在でしょう。
 
それとデヴィッド・マークスはオリジナルメンバーのアル・ジャーディンがキャピトルレコードと契約直前(?)にバンドを抜けたという事情から新規参加したものの、一説には素行不良でクビになり、幾つかのグループを組んだ後にギター教室の先生になっていたという履歴があるものの、実はそれ以降にアル・ジャーディンが復帰しても、折々でビーチボーイズのライブステージには出ていたようで、特にこのCDが作られた1998年頃にはマイク・ラブがビーチボーイズを存続させるために呼び戻した(?)準メンバーというのが真相のようです。
 
で、肝心の演目トラックは打ち込みサウンドが用いられてはいるものの、基本的にはオリジナルバージョンの味わいが極力大切にされ、ビーチボーイズを特徴づけるコーラスハーモニーは堂々と健在しておりますし、おそらくはエイドリアン・ベイカーであろうファルセットボーカルも良い感じ♪♪~♪
 
気になるディーン・トーレンスがきっちり「Little Old Lady From Pasadena」を歌っているのもニクイばかりですし、実はCDの最初のパートでは「Good Vibrations」のインストをバックにマイク・ラブとブルース・ジョンストンが軽く挨拶しているのも、なかなかの趣向ですよ♪♪~♪
 
ところが、このアルバムは決してブートではないんですが、やっぱりビーチボーイズの正規盤という扱いではなく、実はアメリカのガソリンスタンドチェーン「76」がキャンペーン用に作ったサービスノベルティというが、その正体でした。
 
しかしエイドリアン・ベイカーが担当したプロデュース&アレンジは的確だし、なによりも些か迷走していた頃のビーチボーイズよりも、ファンが望む「らしさ」が全開しているという嬉しさがあるのですから、楽しまなければ勿体ないし、そんなことを頭でっかちに考察する以前にワクワクさせられる魅力に満ちているんですねぇ~、このCDはっ!
 
今となっては新品の入手は困難かもしれませんが、ビーチボーイズが好きな洋楽ファンであれば、中古でも出会ったら即ゲットをオススメの好盤です。
 
ということで、書き遅れてしまいましたが、本日はひし美ゆり子様のお誕生日でもあり、なんとっ「ロック=69」になられたのは偶然ではありますまい!
 
おめでとうございまぁ~~す♪
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2 コメント

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納得する釈明~♪ (ラウタランカ)
2016-06-10 18:32:40
実に爽快な謝罪会見!流石’落語家・“三遊亭円楽”いいぞ!
行なった行為事実は仕方ないとしても速い段階で公衆の面前で事実を釈明 今ままでにないような相手を納得させる先行逃げ切りの答弁はある意味、好感がもてます。
下町生まれ(墨田区)そして“英 亜里”さんと同い歳(1950年2月8日)これからの「笑点」が見ものです。私はこの落語家が結構昔から好きでした。

それに比べると「ベッキー」はイマイチ歯切れが悪い~!
街中でベッキーの宣伝ポスターを見かけると実にこの人は歯並びがよい(白い歯スカットします)
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ベッキーの打算には辟易 (サイケおやじ)
2016-06-12 07:52:09
☆ラウタランカ様
コメント、感謝です。

全く仰せのとおり、両者ともに持ち味が全開でしたが……。

それにしてもベッキーは、いけませんよ。
自分の仕事が無くなり、金に窮しての苦し紛れは見苦しいです。

世間には所謂「略奪婚」なんて話はゴマンとあり、例えば村岡花子、八千草薫、うつみみどり等々、皆が自分の恋情を貫いたからこそ、納得させられたところもあるわけで、それをベッキーは打算丸出しで、「もう会わない」云々、綺麗事はダメの決定版でしょう。
それじゃ~、離婚させられた男の元妻が……。

それでも芸能界で仕事が欲しいのならば、果たして「恥を売る」覚悟があるのか、問い質したいですよ。

ただし残念ながら、どれだけの人がベッキーのヘアヌードやAVを見たいかなんて、勘繰るだけでも絶望的だし、もうこれまでのような「嫌な感じがしないハーフタレント」というポジションは無いという事を自覚して欲しいもんです。
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