OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

フォトジェニックな彼女

2021-05-27 18:04:17 | 歌謡曲

悲しみよりもそばにいる / 島崎路子 (FOR LIFE)

本日も例によって、某ネットオークションで纏め売りされていたシングル盤の山の中から釣り上げた1枚のご紹介になりますが、もちろん主役たる島崎路子については、何も知るところがありません。

なにしろ、このシングル盤が発売されたのは昭和63(1988)年4月という、正にサイケおやじが島流しにされた異郷の地で辛酸を舐めていた時期でしたからねぇ……。

そんなこんなの思いが胸中去来はするものの、しかし、このジャケ写ポートレートを見た瞬間、これは何かあるっ!?

なぁ~んていう、猟盤魂のインスピレーションが刺激され、とにかくA面に針を落としてみれば、収録の「悲しみよりもそばにいる」は、産業ロックが丸出しのサウンド作りがモロという印象であり、アップテンポで儚げな曲調共々、1980年代のユーミンがやっていた歌と演奏に近い雰囲気を感じてしまいますが、いかがなものでしょう。

島崎路子の幼さが抜けきらない声質や微妙に拙い節回しが、これまたユーミン調の曲想にはジャストミートしている感じで、これは作詞:戸沢暢美&作曲:辻畑哲也とクレジットされたソングライターコンビが最初から狙っていたものなのか、あるいはアレンジを担当した井上鑑のイイ仕事なのか、そのあたりは定かではありませんが、結果的に成功している気がします。

なによりも、ジャケ写ポートレートのイメージを壊していないところは高得点!

実際の彼女が、どのようなパフォーマンスを披露していたかは全く想像も出来ませんが今回、ネットから拾った情報では、アイドルシンガーよりは女優としての活動で成功しているらしく、だとすれば、サイケおやじは妙に納得させられてしまいます。

ということで、このレコードそのものはサンプル盤だったんですが、時期的に音楽媒体もCDに移行していた事を考えれば、それなりの大きさがあるジャケットスリーブは貴重なのかもしれず、シンプルにして安らぎを覚えてしまう彼女の面立ちに魅せられてしまえば、これは近々、サイケおやじの自室の壁に鎮座していただく1枚になるはずです。

これもネットからの情報ではありますが、芸能界デビューのきっかけは、某写真フィルムメーカーのキャンペーンコンテストだったという事も、さもありなんと思うのでした。

コメント
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