OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

コミックソングがあればいい

2017-11-23 17:02:09 | 歌謡曲
東京から船にのって / 八事裏山フォーク・オーケストラ (ユニオン / テイチク)

現在ではそれほど出ないコミックソングというジャンルにあって、殊更アングラフォークと称された中には今も忘れられない、息の長い人気曲がありました。

本日掲載したシングル盤の主役たる八事裏山フォーク・オーケストラは昭和47(1972)年にメジャーデビューした名古屋の大所帯グループで、当時はチェリッシュのライバルだったという噂もあったらしいんですが、サイケおやじとしては、その頃のラジオの深夜放送で聞いた収録A面曲「東京から船にのって」のお祭り騒ぎ的な楽しさが強い印象として残っていたもんですから、ちょい前に中古屋でその現物に邂逅した瞬間、たまらずゲェェェ~ットッ!

どうです、如何にも当時のアングラっぽさが全開のスリーブデザインもさることながら、曲タイトルが五木ひろしの前年の大ヒット「長崎から船に乗って」を痛切にパロったとしか思えない稚気、さらにはグループの地元だった東海~名古屋方面の地名が織り込まれた歌詞における韻の揃えの奥深さ、そして囃子言葉やロケンロールに近い賑やかなノリの楽しさは天下一品♪♪~♪

残念ながらグループの顔ぶれについては知るところも無いんですが、作詞:佐藤誠&作曲:前川彰三の両名は、おそらくはレギュラーのメンバーだったと推察する次第です。

ということで、こ~ゆ~コミックソングって自然に勇気づけられるというか、落ち込んでいても我知らず前向きな気分にちょっぴりでも導いてくれるパワーがあるように思います。

ちなみに八事裏山フォーク・オーケストラは決してイロモノ系のグループではなく、「予期せぬ雨」という、なかなかシブイ名曲を残しているので、これも追々にご紹介させていただく所存です。
コメント
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