OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

松本めぐみの素敵なビート歌謡

2017-11-08 16:13:51 | 歌謡曲
愛のくちづけ / 松本めぐみ (キングレコード)

本日の主役たる松本めぐみ、と言ったって、覚えている人はサイケおやじの世代の中でも限られているかもしれませんが、今となっては加山雄三夫人という存在が一番に知られているにちがいありません。

もちろん彼女は東宝と契約していた女優であり、殊更昭和41(1966)年に放送されていた青春物のテレビドラマ「これが青春だ(日本テレビ)」で演じた小野雪子を忘れ難く思い続けているファンは絶対に多いはずですし、昭和40(1965)年末に公開された加山雄三の主演作「エレキの若大将」の劇中に登場するアイビーシスターズのメンバーとしても有名(?)でしょうか。なにしろ、この大ヒット映画を契機として、加山雄三と親密になったそうですからねぇ~~~!?

そして昭和45(1970)年に加山雄三が彼女と結婚を決断した最大の理由は、様々な事情から莫大な負債を抱えた若大将からは、それまで傍にいた女性が潮が引くように去っていった中にあって、松本めぐみだけが、最後までついてきていたという逸話があると云われています。

さて、そこで掲載したのは、松本めぐみが結婚前年の昭和44(1969)年春に出し、おそらくは唯一の公式シングル盤と思われるコレクターズアイテムで、特に作詞:西川ひとみ&作曲:小川寛興、そして編曲:森岡賢一郎が提供したA面収録「愛のくちづけ」は、如何にも当時流行していたビート歌謡がど真ん中の人気曲♪♪~♪

とにかくイントロから哀愁たっぷりに盛り上げていくオーケストラアレンジには、当時の典型的な歌謡フレーズを弾くジャズ系のギターや強いビートを打ち出すドラムスの存在感も際立ち、ですからグッと思いを込めた松本めぐみのボーカルにも、なかなかの味わいがニクイばかりですよっ!

隠し味として用いられたようなオルガンも良い感じ♪♪~♪

まさに松本めぐみの個性であった可愛い中にも、きつい感じの面立ちが、しっかり声質にも反映されたというか、ルックスどおりの声で歌われた傑作だと思います。

ということで、こ~ゆ~昭和40年代のビート歌謡を聴いていると、現実の憂さも少しは忘れるというところに、サイケおやじの本性があるようです。

そして最近は、またまたジャズ熱も再燃しておりますので、その勢いに浮かされてゲットしたブツも追々にご紹介させていただく所存でございます。
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