OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

岡田奈々の和みの感傷

2017-11-07 16:36:10 | 歌謡曲
かざらない青春 / 岡田奈々 (NAV / キャニオン)
 
つくづくとサイケおやじは、世渡りが下手だなぁ……、と再認識させられた本日、ふっと心に蘇ってきたのが、昭和51(1976)年に発売された岡田奈々の掲載シングル盤A面曲「かざらない青春」でした。

それはサビで歌われる――

 生きぃ~てぇ~ることがぁ~~
 ぶきぃっちょだからぁ~~

というフレーズに共感させられるからなんですよぉ~~~。

もちろんサイケおやじの心の内には、だからといって自ら命を絶つなんて気持や覚悟は微塵も無いわけで、仕事や日々の生活における諸々の悲壮感に酔ってしまいそうなだけですから、なおさらに美形アイドルが聞かせてくれる湿っぽい歌に心を惹かれるのであります。

それは作詞:松本隆&作曲:佐藤健が提供したスローな泣きメロ失恋ソングで、絶妙のオールディズ風味を活かした瀬尾一三の歌謡フォークがど真ん中のアレンジも最高♪♪~♪

ですから、岡田奈々のせつない思いが煮詰まっていくような節回しが、か細い声質と相まって、何度聴いても飽きないんですよ♪♪~♪

結露したガラス窓を上手く使ったジャケ写ポートレートも素敵だと思います。

ということで、こ~ゆ~胸キュンというよりも、弱った気持ちに染み入って来るような歌こそが、疲れ気味の初老の男には必需品であるとすれば、コブシがしっかり効いた演歌よりは、昭和のアイドルが残してくれたレコードの中にこそ、ジャストミートのお宝が!?

そんな歌の中には必ずしもヒットしたとは言い難い楽曲も多いわけですが、何かしらのきっかけで思い出してしまうワンフレーズの魅力があればこそ、忘れられるはずもないのでした。
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