OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

春の王道歌謡フォーク

2016-02-04 17:14:31 | Singer Song Writer

ひと足遅れの春 / とんぼちゃん (キャニオン)

暦の上では今日から「春」ということで、春らしい曲の記憶を辿ってみれば、やっぱり最近は心が弱くなっているのでしょうか、ほとんど軟弱な歌謡フォークばっかりが心に浮かんでしまうサイケおやじです。

で、本日ご紹介してしまうのは、まさにそのひとつとして、昭和50(1975)年の早春に大ヒットした掲載シングル盤A面曲「ひと足遅れの春」なもんですから、我ながらせつなくなってしまいますよ……。

まあ、とにかく作詞:竜真知子&作曲:市川善光が企図したのは正直、気恥ずかしなるほどの世界であり、その解釈は全く個人の自由意志ではありますが、吉川忠英&中村弘明が担当したアレンジが実に王道の歌謡フォークとしか言えません。

それはシミジミ系のアコースティックギターと大袈裟寸前のストリングスの使用もさることながら、間奏での短いエレキギターの泣き、それなりに蠢くベースやアクセントも鮮やかななドラムスという、これが中庸を弁えた存在感♪♪~♪

ですから、とんぼちゃんと名乗る男性デュオ=市川善光&伊藤豊昇のボーカル&コーラスハーモニーもイヤミやアクがありません。

逆に言えば、ここで提出された歌詞とメロディには、これしか適応するスタイルが無いと思えるほどなんですねぇ~♪

あぁ、これはヒットして当然、ヒットしなければ歌謡フォークの神様は激怒されるにちがいありませんよ。

いゃ~、悔しいけれど、市川善光は本当に良いメロディというか、歌謡フォークのツボを押さえた曲作りは素晴らしいと素直に認めるしかありません。他にも同時期には木之内みどりの隠れ名曲「ヨーヨー」とか、ニクイなぁ~~。

ということで、最近はこうしたフォーク系男性デュオが再び人気を集めているようで、サイケおやじの勘違い、あるいは認識不足かもしれませんが、ゆずとかコブクロとか、他にも多くの人気者が出てきているのですから、例えばカラオケでこの「ひと足遅れの春」を歌ったとしても、決して恥ずかしがる必要はありません。

むしろ、そういう状況に当たり前の感謝を♪♪~♪

ということで、もちろんサイケおやじがバリバリのオンタイムだった当時は、とてもとても大っぴらにこの歌が好きだなんてこたぁ~、冗談でも口に出来ませんでした。

うむ、その意味では、今は幸せなんでしょうねぇ~~。

コメント
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