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サイケおやじの生活と音楽

倍賞美津子の洋楽歌謡曲

2014-09-27 15:10:40 | 歌謡曲

夜のピアノ c/w 恋を抱いて / 倍賞美津子 (クラウン)

歌謡曲の汎用性の高さは、そのまんま雑食性でもあり、だからこそ様々な洋楽もすんなり取り入れられたのでしょうが、それはロックやジャズ、あるいはクラシックばかりではなく、所謂ラテンミュージックも大きなポイントになっていました。

例えば本日掲載のシングル盤は倍賞美津子が昭和42(1967)年、ということはダンサーを経て映画にも出演し始めた頃でしょうか、つまりいよいよ本格的に歌って踊れる女優としての才能を天下に知らしめた前後の時期に出されたものですから、ここに発表された歌をステージやテレビ出演時には、どんな振付で披露してくれていたのか、大いに気になるところです。

なにしろ作詞:星野哲郎&作曲:鏑木創によるA面収録の「夜のピアノ」がタンゴ調のムード歌謡ですからねぇ~♪

曲タイトルどおり、ピアノがメインの小編成バンドによるバックを得て、倍賞美津子がセクシーな節回しを聞かせてくれるという、ただそれだけが全ての魅力に仕上がっていますよ♪♪~♪

そして植原道雄のアレンジによる所謂チャチャチャのリズムで快適に歌われるB面曲「恋を抱いて」が作詞:星野哲&作曲:中川博之の狙いどおりとしか思えない、これまた辛抱たまらんの世界で、倍賞美津子ならではの濃いめのフェロモンにシビレが止まりません♪♪~♪

あぁ、ここまでの色気が自然体だとしたら、アントニオ猪木が結婚してしまったのも無理からん話でしょう。

説明不要とは思いますが、彼女が女優として大ヒットを飛ばすのは、松竹での森崎東監督との諸作品からなので、以降は歌の仕事が少なくなっていたった感が否めず、とすれば、やはり昭和40年代前半に作られていた倍賞美津子のレコードは、なかなかに素晴らしい「秘宝」かと思います。

そして、ど~か、そのあたりの優良デジタルリマスター復刻が叶いますようにっ!

ということで、またまた本日もせつなる願いの文章を綴ってしまいました。

うむ、♪心急けども、今、この身では……、なぁ~ていう都都逸の一節が浮かんできますが、自分がそういう仕事に携われない以上、こういう場で決死的な熱望を述べることが、積み重なっての大願成就に繋がれば!

そういう思いが拭いきれないのでした。

コメント
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