■サマー・ブリーズ / マクリーン・ツイン (日本コロムビア)
You might think but today is very hot!
言うまいと、思えど今日の暑さかな。
なぁ~んていうインチキ英語で笑わせていた芸人が、その昔の日本には居りましたが、それもこれも西洋文明に対するコンプレックスを打ち消せなかった国民性の表れなんでしょう。
それは商業主義にも存分に活かされ、分かっちゃ~いるけど、ついつい気にしてしまうのが、例えば芸能界ならば、所謂パツキンのキレーなおね~ちゃん♪♪~♪
ですから、昭和の時代には意図的に「洋楽」を装いながら、実は「和製」という商品が少なくありませんでしたし、ヒットしてくれれば儲けもの、ハズレても後々の話のタネになるんじゃ~なかろうか?
とさえ、制作側の目論見を穿ちたくなるようなレコードが様々に出ていて、本日掲載のシングル盤も、そういうひとつだったような気がしています。
なにしろジャケ写に登場しているのが、如何にも正統的な美人顔の白人双子姉妹ですからねぇ~~♪
実は彼女達はイギリスのファッションモデルであり、スーザンとジェニファーの姉妹は本国でも相当に高い人気を集めていたそうで、ついには日本でもCMに登場したことから、昭和54(1979)年に我国主導で作られたのが、このレコードでありました。
そして特にA面収録の「サマー・ブリーズ」は曲タイトルからして、モロに夏向きのフュージョン系ポップスであり、流石に歌詞は Richy Gaz の綴った英語になっていますが、作曲は井上勝雄、さらにアレンジを井上鑑が担当した事により、なかなか当時の流行というか、お洒落志向の日本人を狙い撃ちする仕上がりは、今日でも気持E~~~♪ ですよ♪♪~♪
ちなみに、これがリアルタイムでは売れていたのか?
という疑問について、サイケおやじは素直に答える事が出来ません。
何故ならば、このブツは某業界の友人からプレゼントされたサンプル盤ですからねぇ……。悪口なんかは当然、禁句なわけですが、夏場に聞いての気持の良さは保証させていただきます。
ということで、実は昨日は新しいPCを買ったんですが、なんだかんだと忙しくて、データ移行や各種設定が未だに出来ず、しかも皮肉な事には、これまで不調に陥っていた長年愛用のマシンが急にスイスイサクサク動き出したんですから、PCの神様は意地悪ですねぇ~~~。
世の中、そんなもんだと達観する術も無い、そんなサイケおやじであります。