OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

三東ルシアの熱い、暑い夏の歌

2014-06-04 15:29:53 | 歌謡曲

太陽の季節 / 三東ルシア (日本コロムビア)

いやはや、日本列島は早々と猛暑に襲われ、沖縄や九州・四国の一部が梅雨入りという中で、異常気象は毎年の事になるのでしょうか……。

そこで拙ブログも本日は一足早い真夏の歌謡曲を出してみました。

それはスバリッ!

曲タイトルが「太陽の季節」ならば、ジャケ写からも、思わず凝視したくなる熱気が立ち登っているでしょう♪♪~♪

歌っている三東ルシアは昭和40年代末頃からCMやグラビアのモデルとして人気を集め、憎めない「おかめ顔」がサービス満点のセクシーポーズと相まって、昭和50年代に入ると映画やテレビドラマ、そしてバラエティ番組で活躍した事から、歌手としてのデビューも「お約束」でした。

本日掲載のシングル盤は昭和50(1975)年7月に発売された、おそらくは三東ルシア名義としては2作目になろうかと思いますが、とにかく作詞:橋本淳&作曲:井上忠夫が書いた件のA面曲「太陽の季節」はオーディズ風味のアイドル歌謡ポップスとして、なかなかの傑作♪♪~♪

しかも当時としては相当に早いテンポで、森岡賢一郎が担当したアレンジによる演奏パートのドライヴ感も強烈でありながら、三東ルシアの物怖じしない歌いっぷりが実に爽快なんですねぇ~~~♪

いゃ~、イントロの激しいドラムスからツッコミ気味のオーケストラ演奏やリズム隊のイケイケフィーリングが全開しているあたりも、これが時代の雰囲気ってやつでしょうか、疑似ベンチャーズ歌謡としての側面も感じられ、とにかく最高ですよっ!

ちなみに三東ルシアと言えば、映画デビュー作「青い性(東映・小平裕監督)」からロマンポルノ作品にまで出演しているので、歌手としてもモロにセクシー路線という先入観念を抱かれている皆様もいらっしゃるでしょうが、実はアイドル系ど真ん中の立ち位置で、ここまで率直に歌ってしまうところが三東ルシアの真骨頂だと思います。

ご存じのとおり、彼女は芸能界へ本格的にデビューしてから今日まで、数回の引退と復帰があっての活動ですから、そりゃ~、様々な「顔」を見せてくれましたが、常に与えられた要件には前向きだったんじゃ~ないでしょうか。

この「太陽の季節」だけでも、アイドル歌手の本分を真っ当していますから、これは現在の甘えきった集団アイドル達には見習って欲しいもんですよ。

ということで、最後は独善的苦言になってしまいましたが、どうやら現在の三東ルシアは闘病生活らしいとの報道もあり、些かお見舞いの気持ちあって、この文章を綴っている次第です。

残念ながら、歌手としての彼女に関しては、私有盤がこれっきりなんで、あまり深く触れられませんが、女優としてはロマンポルノ作品「女教師・生徒の目の前で(昭和57年・日活・上垣保朗監督)」が有名ですし、それ以上に「セクシードール・阿部定3世(昭和58年・にっかつ・菅野隆監督)」が大傑作なんで、ぜひともご覧下さいませ。

また、数冊は出でいると思われる写真集も現在では高値が当たり前とはいえ、既に述べたとおり、なかなかグラビアでのサービス精神も旺盛な彼女でしたから、機会があれば、ぜひっ!

そういう三東ルシアが、サイケおやじは大好きです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする