OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

バッファロー・スプリングフィールドの栄光と宿業

2010-01-13 11:09:26 | Rock

Buffalo Springfield (Atco)

サイケおやじがレコードやCDをゲットするのは、あくまでも聴きたいという衝動を優先させている! なぁ~んて、何時も姑息な言い訳をしている見苦しさですから、現実的には持っていないと安心出来ないブツが確かに存在しています。

例えば本日ご紹介のアナログ盤2枚組LPは、スティーヴン・スティルスやニール・ヤングが在籍していたバッファロー・スプリングフィールドが解散後の1973年に出したベスト盤なんですが、当時は初出となった、たった1曲のために買わされたアルバムです。

 A-1 For What It's Worth
 A-2 Sit Down I Think I Love You
 A-3 Nowadays Clancy Can't Even Sing
 A-4 Go And Say Goodbye
 A-5 Pay The Price
 A-6 Burned
 A-7 Out Of My Mind
 B-1 Mr. Soul
 B-2 Bluebird
 B-3 Broken Arrow
 B-4 Rock & Roll Woman
 C-1 Expecting To Fly
 C-2 Hung Upside Down
 C-3 A Child's Claim To Fame
 C-4 Kind Woman
 C-5 On The Way Home
 C-6 I Am A Child
 D-1 Pretty Girl Why
 D-2 Special Care
 D-3 Uno Mundo
 D-4 In The Hour Of Not Quite Rain
 D-5 Four Days Gone
 D-6 Questions

その罪作りな1曲は「Bluebird」で、なんとオリジナルバージョンではカットされていたギターパートが残された9分超のロングバージョン!?! もちろんスティーヴン・スティルスとニール・ヤングのバトルもどきが大きなウリというわけですが……。

個人的には、それほど気にいっていません。

しかし、持っていないと明らかに安心出来ないものがあるんですねぇ。まさにファンの宿命というか、マニアの宿業というか……。

さらに今日でも、このロングバージョンは未CD化だというのですから、尚更です。

その原因はメンバーが嫌悪(!?)しているからだそうで、以前に出た集大成的な4枚組CD箱でも、無かったことにされているのは、その証かもしれません。

ただしアナログ盤そのものは、現在でもそれほどの高値では無いようですし、我国でも確か「栄光のバッファロー・スプリングフィールド」なんていう邦題で発売されていましたから、入手は容易です。

う~ん、それにしても、物を集めるという行為は子供っぽくあり、己の業の深さを痛感させられる所業でもありますね。そして音楽を聴き始めた当時、こんな「持っていないと安心出来ない」なんていう境地があろうとは、思いもよりませんでした。

ちなみにバッファロー・スプリングフィールドが出したシングル曲では、例えば「Mr. Soul」や「Expecting To Fly」が別テイクだったり、編集バージョンだったするアメリカプレスの7インチ盤がありますから、またまだ奥の細道は続いてくのでした。

コメント
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