東北で初のタニタ食堂が今日、オープンするらしい。報道陣に公開された様子を見た妻は、行く気をなくしたようだ。それは値段にあった。メニューには興味津々だったが、定食750円を高いと一言。その感覚は人それぞれだろう。カロリーが気になる人、塩分を控えたい人。価値は、何を重要に思うかだろう。だから、妻と行くことは、絶対にないだろう。
メタンハイドレートの歴史は意外と古い。戦争前の1930年代にすでにシベリアで発見されている。日本でも、つい最近話題に上るようになったがそれは政府主導のエネルギー政策が後手に回ったせいだ。今回発見されたように聞こえる秋田から能登半島の間の海底のメタンハイドレートは、10年前に民間主導でサンプルが採掘されていた。それは東京大学と独立総合研究所による。
日本近海では900か所以上で存在が確認されているが、なぜか今まで太平洋側に目が向いていた。南海トラフ付近のような水深の深い、しかも含有層も深い場所で多く確認されている。それに比べ我が秋田沖は、採掘がし易い。ボクらの年代は、第一白竜号の活躍を知っている。昭和33年頃からだ。陸上の油田のみならず、海底油田の開発も進んでいた。白竜号は水深20mほどの足が届く範囲でしか採掘できなかったが、今は違う。
最も進んでいると言われる、この採掘技術が日本で確立されれば、政府の目標とする2018年の実用化は夢ではない。そうなれば家庭用ガス始め、電気代が劇的に安くなり、ガソリン代まで波及し、エネルギー革命が起こり、資源立国となる可能性もある。
沿岸に並ぶ火力発電所に送ることができれば、ちょっとした建物一戸でそのまま稼働できるようになるという。
本音はもっと早く注目して欲しかったが、今からでも遅くはない。しかしなぜメタンハイドレートは存在するのか。今知られている埋蔵量は、日本が100年使える量だそうだ。日本海側のメタンハイドレートは、柱のように立って海底に露出していて、日々泡となってブクブク大気中に放出されている。これを放っておくと地球温暖化を加速させるばかりだから、燃やしてシーオーツーにして放出した方が、環境には優しいそうだ。メタンは海上ばかりか陸上でも常に放出されている。それは30年以上前、自分で鳥海山の麓で実際検知器で確認した。独立総合研究所社長の青山氏も述べているが、私もメタンは無尽蔵だと思う。それは地球内部に普遍的に存在するからだ。メタンが地球内部から染み出たものが、石油であり、シェールオイルであり、メタンハイドレートだと考えている。もし化石燃料だとしたら、「どんだけーっ!」中生代に藻類やプランクトンがいたんだあ。と思う。
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