ローカルニュースで見て、景色が綺麗だったので、実際行ってみた。こんな田舎まで、菅江真澄は足を延ばしている。桃源郷みたいだ、と絵を描いたのも菅江真澄だ。とにかくまめな人だ。藩に請われたとは言え、どこの行く先にも菅江真澄は登場する。まるで私が、後を追っているようだ。
手這坂(てはいざか)と言うくらいだから、かなり険しい道だったに違いない。誰がいつの世に隠れたのであろうか、と菅江は言う。
昔から4~5軒だったらしいが、その4軒の茅葺き屋根のうち、潰れた家が奥に見える。残り3軒のうち、
修理中のが1軒。あとは、ようやく立っているのが2軒。
手入れしないと、こうも脆いのかと思う。
名前のとおり、桃の木が主体に植えられているが、実際行ってみると菅江真澄の絵ほどにぎやかでもない。絵は誇張して書くこともできるが、多分、人と共に寂しくなったのだろう。
3色桃の木。まだ若いので、植樹したものかも知れない。
風が吹くと、花びらが舞い降りた。
見頃は早く終わりそうだ。
前の田んぼと畑は、まだ人の手が入っていた。
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