松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

ブルーメッセでの、地元中学生との出会い。

2015-07-04 08:05:29 | 日記・エッセイ・コラム

 百合の花を撮っていたら、初老の紳士が話しかけてきた。

 オレと同じく首からカメラをぶら下げている。しかもNIKONだった。「ユリの花は、ここだけですかね。」と言う。実はオレも意外に少ないな、とは思った。ニュース映像の印象と話では、今年は予想外にユリがたくさん咲いている、ということだった。「ええ、ここと、あそこだけですね。中にもあるんじゃないですか。」と答えた。本当は宮城県のユリハラに行きたかったが、遠いからあきらめたそうだ。瞬間、仁賀保の由利原高原かと考えた。優しそうな奥様とご一緒だった。

 そうやって外をぶらついていると、中学生の一団がこちらに向かってくる。オレを目指しているとは知らなかった。「今、時間ありますか?」と聞く。「まあ、あるってば、あるけど。」と乗り気じゃない返答をしてしまった。街角で声を掛けられることに慣れ過ぎてしまって、拒否反応が先に来る。それと人は、自分の時間を他人に邪魔されたくないのだ。

 総合学習と書いたノートを持っている。米に関する研究らしい。アンケートの内容は、コメとパンと麺とどれが好きか、という第1問。圧倒的にコメでしょう。第2問。それはなぜ?「日本人の主食だから」第3問。コメを使った料理で好きなものは。「あさづけ」だな。なぜかと言うと、胃がチクチクする時に、これで治せるから。アルカリ性でもあるしね。それだけの質問に、渋ってしまった自分を反省した。最後に、コメで作った酒も大好物だよ、と教えてあげた。ありがとうございました、と帰る4人を引き留めて、交換条件に写真を撮らせてよ、とお願いした。一番笑ってない彼が話しかけてきたから、リーダー的存在なのだろう。

 その前に、足元の池でウシガエルの信じられない大きさのオタマジャクシをたくさん見たので、教えてあげたが、彼らは発見できなかったらしい。頭の大きさだけで5cmは優にあった。ウシガエルは見たことないが、あの鳴き声は絶対そうだ。

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