黒鉄重工

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【ホビーボス】Su-47 製作【1/72】

2018-10-30 21:53:15 | 航空機模型製作記
ホビーボスの1/72スホーイSu-47を作ってみました。
前進翼が特徴のソ連(当時はもうロシア?)の試作ジェット戦闘機なのですが、当時の時流は高機動戦闘機よりもステルス機でして、試作機止まりになってしまいました。それでも特徴的な姿が人気の機体なのです。

キットは中国のホビーボスが発売したもの。昨今の日本のプラモデルはひとつの金型で複数のバリエーション展開が必須ですが、ここはよく試作機をよくキット化したと思います。中国だとそこら辺の事情が違うんでしょうかね?


ランナー構成。でかい胴体がドカンと真ん中に置かれていてその周りに細々とした部品が配置されています。
これ1/72スケールなんですけどでかい機体なんですね。


こっちは胴体の腹側が入ってます。


翼関係の部品とか。主翼なんかは表裏一体成形です。
でかい機体なんですが部品点数は恐ろしく少ないです。はじめは図体のデカさにビビりますが組み立ては驚くほど簡単ですぐに形にできます。

デカールと塗装図。
実機の情報が少ないのか、デカールは国籍マークや機体番号など目立つものだけで、細かい注意書きなどは無し。
塗装図は贅沢にカラー図ですが基本的に黒一色ですからね、こいつ。


胴体、特に機首部の垂直面は金型の磨きが十分でなかったんでしょう、表面が粗くザラザラしています。ちょっと磨いてやるといいと思います。


胴体のランナーってスプール(樹脂が注入される湯口)が見当たらないんでどこにあるんだろうと思ってたんですが、なんと胴体の意匠面に堂々とありました。しかも複数口・・・。
ちょっとアレなんで表面を均しました。少し抉れているんで本当はパテとかも使う方がいいんでしょうけど、例によって面倒くさいのでヤスリで磨くだけでヨシにしました。


磨いた後。あんまり分からんな・・・。


脚は仮組みしながら接着できるところは接着してしまって塗装作業を楽にする作戦。


胴体背中に付ける謎の板。エアブレーキでしょうかね?よく分からんので水平状態で接着。


仮組み。胴体を翼とエンジンノズル付けたから後の作り込みは別にもういいでしょ?という感じの設計になってます。
胴体内側の作り込みは一切ないので、空気取り入れ口から奥を覗いてみると中がガランドウになっているのが丸見えになってしまいます。
どうせろくな設計情報が無い機体でしょうから、でっちあげでもいいので管くらいは欲しかったかなと。まあ私はそこらへん何もやらずに完成させましたけども。


塗装します。機体は黒一色なんですが、味気ないんでオリジナルで濃黒灰色にしました。試作機だしそこら辺は自由にやってもいいでしょ。
しかしアクリジョンの希釈配分をミスってしまいましてね、じゃぶじゃぶになってしまいましたとさ・・・。こんなんじゃまるで駄目なので一度塗料を剥がしてやり直しなんですが、またやらかしたんでしばらくヘコんでしまい数ヶ月間手を付けなくなってしまいました。
アクリジョンは希釈の比率がシビアなんですよねぇ。すぐ薄くし過ぎになるし、濃い目に調節するとすぐエアブラシのノズルが詰まるし・・・。それでもシンナー臭がしないのは魅力なんで使っています。


で、やり直してどうにか形にできたやつ。色合いは結構うまく行っただけに一発で塗れなかったのは惜しいです。


で、デカールを貼ってクリアコートもして最終組み立ての最中、脚を取り付けて地面に立たせたところ、尻餅をつきました・・・。組立図にはそんなこと書いてなかったのに・・・。
そこで急遽機首のレドームに釣り用の重りを入れてバランスを取りました。これで無事に解決です。


完成です。
塗装で萎えてしまったんで中盤以降はいい加減に作ってしまいましたが・・・デカイし強そうだしやっぱりかっこいいですねぇ。

はじめにも書きましたがキットは簡単な作りですのでサクッと大きい戦闘機を作りたい時に良いと思います。

<使用塗料>
■機体本体:N54ネービーブルー:N2ブラック=8:2
■レドーム、降着装置:N1ホワイト:N22ニュートラルグレー=10:少々
■コックピット:H42ブルーグレー
■タイヤ:N2ブラック
■エンジンノズル:N18黒鉄色

完成品はギャラリーにて。