黒鉄重工

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【1/48】ホンダジェット 製作【エブロ】

2018-06-14 23:47:18 | 航空機模型製作記
ミニカーのメーカーであるエブロがホンダジェットのプラモデルを発売してきました。2017年の静岡ホビーショーで突如発表されてから気になっていたやつですが、そこから発売までだいたい1年弱かかりましたかね。開発に手間取ったと見える・・・。
ビジネスジェットのプラモデルというのは小規模なもので、軍用に使われているビジネスジェットがいくつか模型化されているくらいですかね。そういう意味でh権田ジェットは貴重なビジネスジェットプラモなのです。これは買うしかないでしょう。


ランナーは2枚。程々の大きさのランナーに部品がぎっちり詰まっています。なかなか暑苦しい。


構造的に注目された機首。ホンダジェットは機首が赤や青に塗り分けられているんですが、これって塗り分けようとすると曲面ばかりなので面倒でして。だったら色の着いた部分だけ別部品化すれば塗り分けが楽だよねということでしょう、こういう分割になっています。私には大変ありがたい構造です。
ただし旅客機モデラーガチ勢は継ぎ目のない胴体を好みますので、あんまり歓迎されていないかも。
赤と青の2種類の成型色からの選択式です。塗装しなくてもそれなりのホンダジェットを手にすることができるんですな。


主翼前縁とエンジンの空気取り入れ口にはメッキパーツが使われています。メッキ塗装も今ではやれんこともないですが、やはり手間なのでありがたい。


風防の部品。操縦席の風防は意外と厚い。こんなもんなのか?


胴体を仮組みしてみる。
嵌合は良好。機首の部品もカチッと決まります。結構良いじゃん。


主翼に乗せるエンジンの土台。意外と複雑な形状をしているのだ。


円筒状のエンジンの排気口部品はエンジンナセルにはめ殺しなので、排気口中央にある突起を削って後ハメできるようにしました。右が加工前、左が加工後です。
加工後も位置決めは問題ないですよ。


塗装は機内から始めます。
まず内張りや椅子なんかをベージュで塗ります。プラモデル用塗料ってベージュがないんですよね。肌色用のガイアノーツFG06プラチナブロンドベースを使いました。


座席の背中はウッドブラウンで塗装。
座席にシートベルトが彫刻されているのが良いですね。別売りパーツ要らずだ。


内装はこんな感じ。組立図の配色とは変えています。
乗員含めて7人乗りなので狭いキャビンです。


操縦席の計器類はデカールです。グラスコックピットですね~。


主翼と尾翼には放電索が再現されているわけですが、とにかく細いです。よく樹脂が回りますね。
非常に脆いので、作っているうちに1本折ってしまいました。


というわけでΦ0.5の真鍮線に置き換えることにしました。
全部で13本。ちょっとしんどかった。


放電索のあったところにΦ0.7のドリルで孔を開けて真鍮線を埋め込んで瞬間接着剤で固定しました。


色は青を選択しました。ビジネスジェットらしく(?)メタリックブルーで塗りました。なので垂直尾翼やエンジンナセルもメタリックブルーに塗ります。
デカールは銀のライニングのものがありますので、それを使います。私みたいに部分塗装が面倒な人用に青い部分もデカールになっていますが、これだと色がちぐはぐになってしまうので、面倒ですがメタリックブルーで部分塗装しました。


組み立てして、デカールを貼って、トップコートを吹いて、表面を磨いて艶出しして、完成です。
乗降扉を開けた駐機状態で仕上げました。


空飛ぶスポーツカーみたいな感じなので、メタリックだとかっこいいですね。正解でした。


エンジンのHONDAの文字が眩しい。
レジ番のデカールは赤が2種類、青が1種類でした。ちなみに一番作りたかった色は銀色だったんですが、レジ番が機体の色と連動したものになってる以上、青のレジ番で銀色に塗るわけにもいかず、泣く泣く青にしました。なお、青にしたのは、シンガポールエアショーで見たのが青だったからですね。
なお完成後に、色替え商品として銀、緑、黃の機体を再現できるキットが後日発売されることが発表されました。うーんこの・・・。こういう時間差商法はあんまり感心しないよなー。


機首部は青い部品を外れば内装が見られる仕様。なので素組ですがいつもより丁寧に作りました。


エンジンのメッキが光りますね。


<使用塗料>
胴体白:Mr.カラー GX1クールホワイト
機首青:アクリジョン N88メタリックブルー
エンジン等:アクリジョン N39赤鉄色
機内内張り・座席:ガイアノーツ FG06プラチナブロンドベース
座席後部・機内床:水性カラー H37ウッドブラウン
操縦席モニター:アクリジョン N2ブラック
タイヤ:アクリジョン N77タイヤブラック

以上、ホンダジェットでした。
完成品はギャラリーにて。