黒鉄重工

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欧州project~2012年ヨーロッパの旅~ パリ編 その12

2014-02-13 22:30:09 | 海外旅行記

ルーブル美術館編その2。
これはChapiteau d'une colonne de la salleで、柱です。部屋の中に同じものがたくさん立てられていたんだそうです。



牡牛ですね。



古代メソポタミアの割とどうでもいい収蔵品に結構時間をかけてみてしまったので、ここからは駆け足で見ていきます。ていうかこれ、全部回るの無理じゃない?



次に見たのは古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門。
彫刻とかのあれが見れそう。



ローマの宮殿みたいな神聖な感じのする内装。






「刑罰に処せられたマルシュアス」。紀元前3-1世紀ごろ、ヘレニズム時代のギリシア美術作品です。
このセイレノスは、アポロンよりも優れた演奏家であると自負していましたが、音楽コンクールで敗れたため、スキタイ人の奴隷により生皮をはがされる刑を宣告されてしまいました。彼は木の幹に吊るされ、恐ろしい刑罰を受けるのを待っています。

最初見たときは「縛りプレイ?ドMかな?」とか思ってたんですが、皮をひん剥かれるとかヤバい(小並感)。



「アルテミスと雌鹿」。紀元前1世紀~2世紀ごろ、ローマ皇帝時代の作品。
アルテミスとは、アポロンの双子の兄弟、気の強い処女、疲れを知らない狩人であり、その特徴は、男性の陵辱を罰する事にあるとか。ローマ人にはディアナを呼ばれたそう。ターンAかな?
教皇パウロ4世よりアンリ2世に贈られたこの作品は、フランスに渡った初の古代彫像のうちの一つです。



で、言わずと知れた「ミロのヴィーナス」。紀元前2世紀ごろの作品です。
モデルはギリシア神話のアフロディーテとされています。プリキュアかな?初代主神であるウラノスの切り落とされた男根が吹いた泡から生まれた絶世の美女です。なんの泡なんでしょうね? 愛と性を司り、奔放で浮気性な性格で、どんな神であろうと彼女の愛を一身に受けることはないとされています。ビッチか?

両腕が紛失しているため全体像はつかめませんが、却ってそれが見る人の想像を刺激するともいえます。
あと、結構がたいがいいよね。お腹周りとか。






ウホッ!いい男。
右側の男の石像は「マルケルスの全身像」で、紀元前20年ごろのローマでの作品です。
オクタウィアヌス・アウグストゥスの甥で、娘婿でもある、前23年に若くして死去したマルケルスの死後の肖像です。



天井画。美しいです。



天井の下はこう。



「アモルの接吻で蘇るプシュケ」。イタリアのアントニオ・カノーヴァの作品。
プシュケという乙女は、ヴィーナスから冥界から瓶を持ち帰るように言われましたが、「瓶のふた絶対に開けるんじゃないぞ!絶対だぞ!!」と注意されます。しかし、好奇心旺盛()なプシュケは瓶を開けてしまい、瓶の中身のものすごい臭い臭気を吸って瀕死になってしまいます。だから開けるなって言ったのに・・・。
それを見たかの有名な愛の神エロスという青年は、プシュケに接吻をして蘇らせましたとさ。
以上、ケツのかゆくなるような話。



さらに上へと続きます。


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