黒鉄重工

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帰省するついでに山梨寄ってった 前編 【2013/12/28】

2014-01-16 23:16:19 | 旅行・イベント記
四国projectがまだ途中ですが、ちょうど前半戦を終えてキリがいいのでここで短編を挟みます。

2013年の冬休みは特にどこか出かけるということも無く、学校が終わったら普通に実家に帰るつもりだったのですが、普通に帰るんだったらどこか寄っていこうと考え、じゃあまだ乗ったことのない身延線を経由していくことにしました。
身延線までは中央本線に乗るので、途中で何か所か立ち寄っていくことにしました。



まずは横浜線に乗って八王子を目指します。途中の相原駅で205系を撮影していきました。
いよいよE233系も試運転を始めて投入目前ですが、E233系投入のリリースが出てからちょくちょく撮影していたので、今後慌てて取りに行くということは無いですね。山手線転属車のH28も撮影済みですし。



八王子で朝飯を食べて、電車が来るまでバスを見ていました。
神奈川中央交通の三菱エアロスター。



京王バスの日野ブルーリボン。



西東京バスの日産スペースランナー。
バスの車種の見分けは高速・路線ともどもなかなか付きませんね。ガーラとブルーリボンはどうにかわかる程度。



八王子から中央線に乗って、降りたのは猿橋駅。猿橋見に行きます。
駅舎の形が猿橋の刎ね木に似てる気がする。



20分くらい歩いて猿橋に到着。駅から気軽にどうにか歩いていける距離って感じですね。ちょっと遠い感じだった・・・。
シーズンオフなのか人はほとんどいませんでした。



これが猿橋です。逆光なのが残念・・・。
猿橋は桂川(相模川)にかかる刎ね橋で、木造のものでは唯一の現存例です。起源は定まってませんが、600年ごろだといわれています。江戸時代には「日本三奇橋」のひとつであり、甲州街道の重要な橋でした。
猿橋は、桂川の幅が狭くなおかつ岸の高さが高い位置にあります。これにより橋脚を下さずに済み洪水の影響もうけることがありませんが、橋脚無しで橋を渡す必要があります。
そこで用いられたのが刎ね橋で、刎ね木を何本か重ねて中空に向けて刎ねだしていってこれを足場とし、その上に板を敷いて橋とするものです。



これが刎ね木です。腐食しないように屋根で覆われているのが面白いです。



水面からの高さは相当で、恐くなってしまいます。



猿橋の下流側に見える謎の施設は八ツ沢発電所一号水路橋。
東京電燈株式会社が建設したもので、大正3年に竣工しました。この一号水路橋の他に18の隧道、開渠、4つの水路橋(含む一号)、調整池などの施設が14kmにわたり現存しています。
この一号水路橋は大支間を実現した初期鉄筋コンクリート造橋梁であり,大野調整池堰堤は大正期を代表する大規模土堰堤の一つといわれていて、国最初期の本格的水力発電所施設として土木技術史上において高い価値があるといえます。

他の施設も見れるなら見てみたいですねぇ。興味あります。



面白い橋でした、猿橋。今度は発電所を見に来たいですね。



再び中央本線を西へ。115系のスカ色でした。



2つめに降りたのは勝沼ぶどう郷駅。
中央本線の昔の遺構が残っているということで降りてみました。果物狩りとかワインとか全然関係ないです。



これは中央本線の旧線時代に使われていたプラットホームです。



さらに、EF64-18号機が静態保存されています。2005年に引退して2006年にここで保存され始めました。露天保存ですが状態は極めて良好です。
EF64が保存されているのは現状ここだけなので、EF64の引退に連れてその価値は今後高まっていくと思われます。



勝沼から見た南アルプスのパノラマ。晴天なので景色がきれい。



さらに歩いていくと、大日影トンネルが見えてきました。
大日影トンネルは、1903(明治36)年から1997(平成9)年まで使われていた全長1367mの隧道で、レンガ壁やレールが当時のまま保存されています。隧道内は遊歩道になっています。



ちょうど、新隧道からEH200が出てきたので一緒に撮影。



保線員の退避抗。明治時代の土木技術を間近で感じられていいです。ただ冬場は寒い。夏場に来るといいかも。



ずーっと1300m先まで歩けますが、今回は先っちょだけ入って引き返しました。
旧大日影隧道の先には旧深沢隧道がありますが、そこはワインセラーになっているんだそうです。


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