黒鉄重工

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欧州project~2012年ヨーロッパの旅~ パリ編 その4

2013-10-06 23:37:05 | 海外旅行記

バーゼル駅で少し撮り鉄します。
Re420形のチューリッヒ中央駅行き列車。機関車に行き先表示を設置するとは。



EW-Ⅳ形。



さらにホーム越しからはフランス国鉄(SNCF)の列車が見れました。一番奥が機関車で、その後ろが普通の客車、最後尾が客車改造(?)の制御車といったところでしょうか。



入換用ディーゼル機関車Am843形。日本のDE10やHD300に似ていますね。



そして乗り換える列車が入線してきました。SNCFの誇る高速列車TGVです!
おおっ!いいねぇ!



我々が今回乗るのはTGV Lyriaという愛称の列車で、これはフランスからスイスへ直通する列車に付けられます。
乗る車両は、2007年の東ヨーロッパ線開業時に登場したTGV-POSと呼ばれる最新型モデルです。といっても、最新なのは機関車で、客車はTGV-Rというやや古めの車両のものから捻出したものを転用しています。
機関車+平屋客車8両+機関車のプッシュプル動力集中式の10両編成です。



SNCFのロゴ。



TGVのロゴ。
フランス人らしい美的センスを感じます。具体的には答えづらいですが。



側面行き先表示はこんな感じ。チューリッヒ中央駅発バーゼル経由パリ・リヨン駅行と、情報内容的にはサボに近いです。



ピクトサインもフランスっぽさを感じさせるようなデザイン。



今回も1等車に乗車したのですが、なんと機内食ならぬ車内食が出てきました。切符代に含まれているのか、追加料金は無しでした。
バーゼルではお昼を食べる余裕がなかったので、パリまで飯抜きかと思っていたのでこれはうれしい誤算。
ご覧のとおり冷たい食べ物中心でした。なお飲み物は安定のコーラ。ここまで来るともはや義務感が。



コーヒーとチョコレートもサービス。これが1等車というものなのか・・・!
なお、座席は進行方向反対側だったのでちょっと変な気分で食事を楽しみました。



穀倉地帯を駆け抜けます。フランスは国土の半分が農地らしいので、都市部を除けばほとんどがこんな景色です。トンネルもありません。
絵に描いたようなヨーロッパ的農地です。



途中のディジョン・ヴィレ(Dijjon Ville)で停車。やけに停車が長いと思ったら抑止を食らったようです。こんな異国の地で遅延とは・・・。



すぐには出発しないようなので外に出てTGVを撮影。いいねぇ。
POSの隣に停まっているのは初代TGVであるTGV-PSEです。当初は南東線に使われていましたが、現在はTGV-Duplexに置き換えられて転属したようです。他にスイス直通用が9編成あり、写真に写っているのもそれのひとつなのですが、2012年12月にPOSに置き換えられて全て運用離脱したそうです。貴重なものを撮れました。
もう少し他も見てみたかったですが、いつ出発するかわからなかったのでここら辺でやめておきました。



しばらくすると発車しました。大体30~50分くらい停まっていたのかな?
遅延したお詫びでしょうか、お菓子の詰め合わせが配られました。ただし、配られたのは車内の半分ほど。全員にいきわたらないくらいなら配らなきゃいいのに・・・。クレーム来たらどうするつもりなんだろう。



中身はコーヒー、ビスケット、ゼリーなど。



さすがに飽きてきますね・・・。
ただ、沿線での撮影はしやすそうで何より。線路柵もないし。


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