ツェントラル鉄道(zb)のブリエンツ駅にやってきました。相対式ホームですね。
ちなみにスイスの駅のホームは線路を横切れるほど低いですが、横切るのは禁止です。たぶん見つかったら高い罰金を請求されるんじゃないかな?
ちょうどzbの列車がやってきました。先頭はDe110形電気機関車の客車列車です。ラックギヤ付き電気機関車Deh120形を粘着運転専用(ラックギヤの撤去)に改造したものです。
zbはルツェルン・シュタンス・エンゲルベルク鉄道(LSE/Luzern Stans Engelberg Bahn)を前身としていて、LSEが元々保有していた路線に加えて、スイス国鉄(SBB)のブリューニック線(BrÜigbahn)を加えてできた鉄道です。
ブリューニック線はSBB唯一の狭軌線(軌間1000mm)でしたは、2005年にLSEに売却されたようです。よく見ると車体のzbの横にLSEのロゴが剥された跡がありますね。
zbの客車。
zbの客車もマッターホルン・ゴッタルド鉄道の客車も窓が下側にスライドして開閉できるようになっているのですが、雨水が入り込んで錆びたりしてメンテナンスが大変そうだろうなー。
列車が発車。ブリエンツ湖と一緒に撮影します。
ブリエンツ駅にはバスも発着しています。
現地ではポストバス(Post Bus)と呼ばれていて、いかに鉄道が発達しているスイスでもすべてをカバーできているわけではなく、そこはバスが補完しています。
ポストバスは1900年代初頭に郵便馬車に便乗してお客を運んでいたのが始まりとされています。その名残りで今も郵便物を運んでいるのだそうです。
鉄道も通れないようなところを走るわけですから、車窓に絶景が広がる区間もあるのだそうです。
駅の向かいにあるレストランでお昼ご飯。レストランの奥には列車が停まっていますが特に気にも留めずに。注文していきます。
フライドポテト。山盛りですわw美味いし。
ハンバーガー。
ちなみに飲み物は安定のコーラ。たぶん通算で6杯目。
ミートソーススパゲッティ。やはり山盛り。そしてうまい。
お昼を食べていると列車の出発時間となりました。レストランのすぐわきが駅なので簡単に撮影できました。
ホームがすでに傾斜していてさらにディーゼル機関車も前のめりになっていることから、この先が相当な急勾配なのがうかがえます。
そしてディーゼル機関車が押し上げる列車は坂を登っていきましたとさ・・・。
あとで調べてみるとこの鉄道はブリエンツ・ロートホルン鉄道(BRB/Brienz Rothorn Bahn)でした。蒸気機関車も運行している日本でも結構知られた鉄道です。1891年製の骨董蒸気機関車も運行しているのだそうです。
この時は運悪くディーゼル機関車に当たってしまったので気が付きませんでした・・・。ちなみに大井川鐵道と姉妹提携を結んでいます。大鉄ファンにも必見の鉄道ですよ。
こちらが駅舎でございます。
さて、再び遊覧船に乗ってインターラーケンに戻ります。
船から降りたら、インターラーケン・オスト駅から電車に乗り換えます。
先頭の写真を取ろうと思ったんですが、結構編成が長い・・・何両繋いでいるんだろ。
2等車の車内は普通のボックスシート。
トイレにはこのような注意書きが。日本語でも書いてあるとはさすがです。そしてこのトイレが垂れ流し出ることに気付きました。
その5へ→