黒鉄重工

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【1/72】ユンカースJu87B-1スツーカ ドイツ空軍【ギャラリー】

2023-08-20 19:34:00 | 模型ギャラリー
キット:1/72 ユンカース Ju87 B-1 スツーカ(エアフィックス)
仕 様:ドイツ空軍第51急降下戦闘飛行隊

製作記は下記から。


ドイツの有名な急降下爆撃機Ju87B-1スツーカのプラモデルを作りました。
Ju87のプラモデルは何種類も発売されていますが、今回のものはエアフィックスが10年くらい前に発売したものです。しっかりした形状と組み味が特徴の良いキットです。


急降下爆撃機の見せ場といえば爆弾投下なので、その瞬間を切り取ったシーンを作りました。つまり急降下爆撃する瞬間を再現できるように飛行姿勢で作ったのです。
近年のエアフィックスのキットは、飛行姿勢でも作れるような部品構成になっていて、敷居が低いです。Ju87は固定脚なので地上でも飛行でもほとんど形態は変わらないんですが、タイヤの接地した形状の有無で細かく再現されています。



下からの煽りで見るとかっこいいですよ。





Ju87は全金製単葉機の黎明期に開発された飛行機で、そのせいか形状にまだ洗練さが感じられないですが、そこがまた良いと言いますか。





色々な角度から見れるのは飛行姿勢の良いところです。





以上、ユンカースJu87B-1スツーカでした。



【1/48】グランビル・ブラザーズ ジービーR1 #11【ギャラリー】

2023-07-31 19:51:00 | 模型ギャラリー
キット:ジービー R1 レース機(ドラウィングス)
仕 様:ゼッケン11
今回は危険なレース機、ジービーR1を作りました。チョッパヤを極限まで追求して1932年初飛行したレース用飛行機で、そのためには人命すら軽視されていました。
大出力を生み出すR-1340ワスプエンジンを収めた胴体は太くそして短く、操縦席は胴体後方へ押しやられ、風防は垂直尾翼と半ば一体化した状態です。その上主翼も高速性のため翼面荷重を大きく取っています。その代わり運動性や低速時の飛行性能が犠牲になっているので操縦が難しい傾向にあります。
この極端な形状をした機体は、レースでも実績を残していることもあってエアレース史でも知られた存在です。今回のドラウィングスのキットを始め、過去にも何度かプラモデル化されているのもその証左でしょう。一般的に民間機やレース機はプラモデル化されにくいにも拘わらずです。
私もこの太く寸詰まりな機体には惹かれるものがあります。間違ってもこれで飛びたくはないですけどね。


異常に切り詰められた胴体を狭苦しそうな操縦席が特徴的です。操縦席が最後方に配されているのは、レース中のパイロン旋回時の視界確保のためだそうで、あれはあれで合理性を考えた設計なのです。





エンジンはプラット・アンド・ホイットニーR-1340ワスプです。1920年代のアメリカ製航空機にはよく搭載されていたエンジンです。


風防は小さくてそこから人間が乗り込むことは出来ないので、胴体右側面に搭乗用ハッチが開いています。


ジービーR1は、1932年のトンプソン杯にてジミー・ドゥーリットルによる操縦で優勝を果たしています。ジミー・ドゥーリットルは、後に太平洋戦争でドゥーリットル空襲を実行したあの人と同一人物です。あのひと昔はレーサーをやっていたのよ。


垂直尾翼は、エンジンの生み出すトルクを相殺するために向かって右側に少し折れています。



プラモデルとしては今回完成度は低いです。すまぬ・・・。
リブ部分の塗り分けと主翼の角度決めが難しかったです。ぐぬぬ。





以上、ジービーR1でした。



【1/24】戦国の三四郎 組頭と足軽【ギャラリー】

2023-06-24 23:09:00 | 模型ギャラリー
キット:戦国の三四郎 `組頭` (黒) 2体入 、戦国の三四郎 `足軽` (黒) 2体入(スヤタ)
スヤタという中国のプラモデルメーカーが出したキットを作りました。正直怪しいキットで怖いもの見たさで買って作った部分はあります。



成形品はまだ未熟な部分もありますが、関節が可動するので好きな姿勢で飾ることができます。また、リアル系というより人形にデフォルメしたようなアイコニックな侍の造形が魅力に感じます。


組頭1人、足軽2人の構成でいわゆる小隊編成を組んでビネットにしています。





武器は大太刀、小太刀、槍、火縄銃が付属しています。好きな武器を持たせましょう。


組頭は鎧が立派です。


足軽はそれっぽい格好をしています。火縄銃は熟練しなくても扱える武器なので、足軽向けといえるかもしれません。


リーチが長いので便利そうな槍を持つ足軽です。


簡単なものですが地面を作っています。こんなものでも雰囲気が出るので、作ってよかったですね。





以上、戦国の三四郎でした。



【1/32】マツダ・KPDA キャロル 1962年式【ギャラリー】

2023-06-14 06:51:00 | 模型ギャラリー
キット:1/32 オーナーズクラブ#8 `62 マツダ キャロル(マイクロエース)

広島県福山市にある福山自動車時計博物館を見学した時にこのキャロルを気に入ったのですが、そのプラモデルがあると知っちゃ作りたくなるでしょう、モデラーとして。
昔の金型のキットなので簡単に作れるという訳にはいかないですが、ありがちな言葉で言えば味のある内容です。


1/32で昔の軽自動車規格の車なのでとても小さくて可愛らしいです。この大きさながら見た目はセダンっぽいのでとても寸詰まりに見えるのも良いかと。


こう見えてRR配置なのでフロントのボンネットは補機類が入っているに過ぎません。



キャビンの後端がばっさりと切られたクリフカットというスタイルが特徴的です。これによって後席の天井高さの確保とリアエンジンフードの開口面積確保を両立しています。フォード・アングリアを参考にしているとも言われています。
クリフカットによって完全な4人乗りを達成できました。1962(昭和38)年登場時は2ドアセダンのラインナップでしたが後にこの作品のような4ドアセダンも加わりました。
先行するスバル・360としのぎを削りましたが、1967(昭和42)ホンダ・N360が登場すると競争から脱落してしまい、1970(昭和45)年に生産終了となりました。後の1990年代に名前が復活しますがこれはスズキ車のOEMという形になっています。


クリフカットがかっこいいのです。


ホイールの造形がやけに精密な印象です。


以上、マツダ・キャロルでした。



【1/32】ホンダ・T360 1962年式【ギャラリー】

2023-06-13 06:03:34 | 模型ギャラリー

キット:オーナーズクラブ#46 `63 ホンダT360 幌付(マイクロエース)

広島県福山市にある福山自動車時計博物館を見学した時にこのT360を気に入ったのですが、そのプラモデルがあると知っちゃ作りたくなるでしょう、モデラーとして。
昔の金型のキットなので簡単に作れるという訳にはいかないですが、ありがちな言葉で言えば味のある内容です。


おそらく細かい点を挙げれば修正箇所はたくさん出てくるでしょうが、オーナーズクラブはそーいうのを気にしないでゆるく楽しむキットだと考えています。なのでこれもいつも通り素組です。唯一、ボディ色だけは博物館で見た個体に合わせるように心がけました。このくすんだ水色はホンダの軽トラや軽バンらしい色なので、気に入っています。色も調合する必要がありましたが、うまいこと出せたと思います。





正面から見ると愛嬌を感じます。日本で始めてDOHCエンジンを搭載した車両として知られています。かつ、ホンダで初めての四輪車です。派手なスポーツカーではなく実用的で販売でも有利に働くだろう商用車に目をつけたのはさすがですかねえ。


正しく軽トラだという佇まいです。


バタは後方にしかありません。そこらへんの機能面はまだ未成熟だったんですな。


幌を外した状態。軽トラ感が増しました。


荷台は完全な平面ではありません。


以上、ホンダ・T360でした。



 
 
 

【1/72】ホーカー・ハリケーンMk I カナダ空軍第1飛行隊 1940年【ギャラリー】

2023-05-31 23:11:29 | 模型ギャラリー
キット:ホーカー ハリケーン Mk.I「ジュニアセット」(アルマホビー)
仕 様:カナダ空軍第1飛行隊(1940年)

CF-18ホーネットのバトル・オブ・ブリテン記念塗装機を作ったのをきっかけに、当時の戦闘機も作って並べたいと思いましたので、積んでありましたアルマホビーのホーカー・ハリケーンを呼び出して作りました。
アルマホビーはポーランドにあるまだ若いメーカーですが品質はすばらしく、東欧メーカーにありがちな組立時のストレスがほぼ感じられないキットでした。おすすめできるメーカーです。


カナダ空軍第1飛行隊は、第二次世界大戦が勃発後にイギリス連邦の名において戦地へ送られたカナダで初めての飛行隊と言われています。特に、バトル・オブ・ブリテンでの戦闘に貢献したことで知られています。その時に彼らが装備していたのがハリケーンMk Iなのです。


ハリケーン自体は鋼管羽布張りの古めかしい構造と練習機のように分厚い主翼など、凡庸な戦闘機だと思っていますが、必要なときにその場にあったという点でバトル・オブ・ブリテンのイギリスの勝利に少なからず貢献していることはそうでしょう。そう思うとやはり頼もしい戦闘機「偉大なる二番手」に見えるのです。


アルマホビーのハリケーンは外形や彫刻が良く組み立ても容易で、この品質のキットが数千円程度で堪能できるのはえがたいことです。今の同社のキットは高騰してしまったのですが。





初期型のハリケーンなので主翼にある8丁の7.7mm機銃が武装です。弾幕を張るような射撃になりますが、威力がいまいちなのと意外と機体が重くなるのでMk II以降は大口径機関銃を積むようになっていきます。


ひっくり返った姿。キットの主脚はしっかりと固定されるので安定感が高いです。実用的なのです。





胴体後部の鋼管羽布張りの質感が素晴らしいです。





CF-18との時空を超えた並びです。これがやりたかったのです。満足しました。
以上、ホーカー・ハリケーンMk Iでした。


 
 
 

【1/125】ボーイングMD-10 FedEx【ギャラリー】

2023-05-17 06:11:00 | 模型ギャラリー
キット:ダグラスDC-10(エレール)、DC-10/MD-11 FedExデカール(DRAWデカール)
仕 様:ボーイングMD-10 FedEx(機体記号N571FE)

みんな大好きDC-10のプラモデルを作りました。某航空事故調査ドキュメンタリー番組ではネタにされがちな旅客機です。でも私はこの旅客機がお気に入りです。大柄な胴体と3発機によるハイパワー、なにより垂直尾翼にぶっ刺さった第2エンジンが魅力的なのです。
私がDC-10を好きになり始めた頃はすでにほとんどの航空会社で過去帳入りしていましたが、貨物航空会社のFedExは大量のDC-10系列を使用していました。DC-10のプラモデルを作るとしたら、最初はFedExと決めていました。


でかすぎて撮影ブースに置いても全体像が撮りにくかったです。なので写真撮影はあまり良くないですがご容赦を。
今回作った機材は厳密に言うとDC-10ではなくてMD-10と呼ばれる物です。これはDC-10の後継機MD-11で採用された乗員2名の操縦方式を旧式の3名乗務のDC-10に移植して近代化と省力化を図ったものです。ほぼFedEx専用の機種となっています。
操縦装置を改造しただけで外観は殆ど変わっていない・・・はずなので、キットにも手は加えていません。胴体の大型貨物扉はデカールでの表現になっています。


エンジンと主翼です。DC-10は手堅い設計なので目新しい部分はあんまりないんですよね。


独特な第2エンジンです。



DC-10の現役機はすでにおらず、MD-10もFedExからは退役して残すは世界でわずか1機だけです。空中給油機のKC-10も置き換えが進んでいます。DC-10の歴史はまもなく終焉を迎えるでしょう。その前にもう一度ひと目見ておきたいものです。


以上、MD-10 FedExでした。


 

 
 

【1/144】GAT-04ウィンダム【ギャラリー】

2023-02-04 21:12:19 | 模型ギャラリー
キット:HGCE#232ウィンダム(バンダイ)
仕様:地球連合軍(素組)
製作記はありません

高水準な性能を持つ量産型モビルスーツだけど基本的にモブキャラしか操縦しないやられメカのため、これまでガンプラの立体化の機会に一切恵まれなかった俺たちのウィンダムがようやくHGシリーズで立体化されたので、そりゃ種厨は歓喜に湧いたわけです。
ガンプラ入手困難時代なわけですがお店でどうにか手に入れることができました。ただこれ以降はもうガンプラを頑張って手に入れる気力も失せてしまいましたけど・・・。


ウィンダムのキットにはジェットストライカーが付属しています。中盤でシンにカトンボのように撃ち落とされていたのが思い出されますねえ・・・(泣)
作り方としてはいつもの如く大きな改造や工作はしないで素組で組み立てています。あとは全塗装はしています。


後ろ姿。


ジェットストライカーの主翼には寸詰まりなミサイルとソ連っぽいロケットランチャーが吊るされています。ミサイルはファルコンミサイルっぽい塗り方にしました。


マイナーMSでもガンプラになる時代ですが、さすがに開発費を抑えたかったのか知りませんけど頭部バイザーはステッカー表現で、関節構造もやや簡易的なものでした。


細マッチョな脚部がウィンダムの魅力なのですよ。


ジェットストライカーの塗装は航空機っぽい塗り方にしてみました。


ジェットストライカーは主翼の折りたたみが可能。実際やろうとしたら主翼の構造強化が大変そうだなと思いにけり。
左脚に書いてある”CF"は、所属母艦を表しているらしいっすよ。



























ビームサーベルも付属です。唯一当擲弾だけ再現されていません。我慢してね。





以上、ウィンダムでした。



 
 
 

【1/24】ヒュンダイ・サンタフェ 2018年式【ギャラリー】

2023-01-22 21:25:00 | 模型ギャラリー
キット:ヒュンダイ・サンタフェ (2018)(アカデミー)
仕様:シャンパンゴールド+ブラック(架空塗装)

韓国のプラモデルメーカーによる韓国車のプラモデル、しかも現行型のSUVという商品構成に興味があり、作ってみました。形状や組立てやすさは良好です。ある程度は成形色で色分けされていますが、色分けの足りない箇所も多く、またシールなどによる補完が無いので、できれば色の足りないところだけでも塗れば見栄えがぐっと良くなると思います。


サンタフェは中型SUVという立ち位置で、トヨタだとハリアーあたりと競合する車種なんだろうと思います。たぶん。


横。
細かい部分の塗分けは頑張りましたよ。


後ろ。
ボディのシャンパンゴールドは公式には無いカラーリングです。でも高級感が出て良い組み合わせだと思います。


前。
製作記でも書きましたけど、三菱のアウトランダーみたいな顔つきなんですよね。流行ってるのか、それともパクってるのか・・・。











シャーシ。
FF駆動なのでさっぱりしたものです。





内装のベージュ部分も頑張って塗りました。それなりに外からも見えるので大変な作業が報われました。


以上、ヒュンダイ・サンタフェでした。


【1/72】瀋陽 殲撃8IIB(J-8II/F-8II)【ギャラリー】

2022-12-27 22:07:05 | 模型ギャラリー
キット:シェンヤン F-8II フィンバックB型(トランペッター)
仕 様:中国人民解放軍 赤13027(部隊等不明)

中国系の飛行機とキットを作りたくなりましたので、在庫の中からトランペッターのJ-8IIフィンバックを選んで作りました。
キットの方は身構えていた割に作りやすく、意外とできが良いことに驚きました。モチーフになったJ-8IIも面白い戦闘機ですし、満足しています。


実戦用の戦闘機ですが、迷彩色じゃなくて真っ白な塗装なのが特徴的です。そのためのっぺりしないよう下地に黒を塗ってからの白を立ち上げていきました。そつなく仕上げられたと思います。


原型はソ連のMiG-21ですが、エンジンを双発化してそれに合わせて機体を全体的に大型化して空気取入口を胴体左右に移動して空いた機首に大型レーダー置いて・・・という具合に魔改造されています。


後ろ姿。


おなか側。キットに付属していたミサイル4発と増槽3本をフル装備しました。他に使い道なさそうですしね。
ミサイルはPL-8という短射程空対空ミサイルだそうな。イスラエルのパイソン3のライセンス生産版です。


白塗装だけだと味気ないように思えたので、うっすら汚し塗装しています。


機首。素直な形状で好きですね。


主翼。


尾翼。


エンジン。


以上、瀋陽殲撃8IIBでした。