3月21日 祝・月曜日 15:00入場
前日の午後、ネットでチケット購入。午後分はその時点で、まだチケット購入可能。当日、国立新美術館に着いたら、15:00からの当日券を販売してた。
ので、空いてるのかな?と思って入場したら、会場内凄い人じゃん。こんなに入れて大丈夫か?と思ったら、展示されてる絵画が1点1点大きいので大丈夫、ゆっくり見られた。
ラファエロの《ゲッセマネの祈り》が一番小さくて、幅30cmなくて、人だかりがして見難かったんだが・・・。
ん~、ラファエロが20か21歳の時の作品だそーだが、「繊細優美な作風」だそーだが、そーかあ? あまりこの作品の良さが分からん。
全体的に、全盛期の紅白歌合戦を見たような満足感だった。改装中のメトロポリタン美術館の私でも知ってる有名人の作品だらけ。
気に入った作品を備忘録として列挙。
Ⅰ.信仰とルネサンス
フラ・フィリッポ・リッピ《玉座の聖母子と二人の天使》
エル・グレコ《羊飼いの礼拝》
どんなに遠くからでも、異才を放つ目立ちぶり。
パオロ・ヴェロネーゼ《少年とグレイハウンド》
《カナの婚礼》などを描いた人かあ。少年と犬だけなのに、やっぱ上手だわ。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《ヴィーナスとアドニス》
プラド美術館にもほぼ同じ構図の作品があるそうだ。
Ⅱ.絶対主義と啓蒙主義の時代
ペーテル・パウル・ルーベンス《聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ》
グイド・カニャッチ《クレオパトラの死》
きゃー色っぽい!
ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケス《男性の肖像》
隣にはベラスケス工房の作品が並ぶ。よく工房の作品と本人作品を分けられるなあ・・・。
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《聖母子》
やっぱり、ムリーリョは可愛い。
シモン・ヴーエ《ギターを弾く女性》
これも色っぽい。今展示会では結構フランスの画家の作品が並んでた。フランス人の絵画(イタリアで修行してるけど)も素敵だなあと思った。
フランソワ・ブーシェ《ヴィーナスの化粧》
ヨハネス・フェルメール《信仰の寓意》
フェルメールがその他大勢扱いされている・・・。それぐらい周りが有名人。宗教的メッセージが強い絵。
Ⅲ.革命と人々のための芸術
観客で観ている紅白歌合戦というより、ここまで有名どころが並んでると、番組打ち上げのパーティーに参加してる気分。
クールベ2点にコロー、マネ、モネ、ルノワール、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、シスレーと。ありがたいこっちゃ。
大満足の楽しい時間だった。
六本木から歩いたんだが・・・。よく遊んでた30年前の面影は全くなく。そうだよなあ。斜めの道に入る所のラーメン屋の建物が残っていたけど廃墟になってた。