
昭和64年って、自動車あんなに古臭かったっけ?
ソアラとかさあ、マークⅡとか、もっとカッコ良かったよねえ。えっ~、私あんなダサい自動車で遊んでたのか?

横山秀夫の原作は読んでない。「半落ち」は読んだ。救いはあったけど、暗かった。結構泣いた。面白かった。
今回も暗い。全員、暗い。主人公の置かれた立場も暗い。

群馬県警本部、人が多い。豪華キャストを振り分けていて、態度のデカさで幹部らしいと言うのが分かる。が、海外公開できないなあ。日本人の観客でないと、誰が誰か分からなくなる。小説だと警察組織の説明があるんだろうが、映画だと部屋の名前とか席の役職の札が画面に映らないと、今いち良く人間関係が分からない。

そして、こんな組織、嫌だ! 一生懸命、市民のために働いている真面目な警察官や関係者が、可哀想過ぎる。民間企業の方が、もっと自由で柔軟なのに。

あと、映画として、記者クラブの存在があんなに比重をかけるほどデカイのだろうか? ストーリー知らないし、後編でガッチリ誘拐事件と絡んでくるのかなあ。バッサリ切って、誘拐事件と警察組織の話に絞って、前後篇にしないというのはどうでしょうか? と、佐藤浩一と記者クラブの感動的対決シーンを観ながらそう思ってしまった私です。瑛太と佐藤浩市が、やたら宣伝でテレビに出てるけど、う~ん、後編でもっと絡むのかなあ・・・。

雨宮を演じる永瀬正敏は、上手だったよん。その人生、観てて、哀しくて、泣いちゃったよん。

エンドロールに、烏丸せつこの名が。そうかあ、あの落ちついた和服の女性かあ。
ドローンを使った撮影が、今っぽくて・・・。カメラを低めにして、昭和っぽくして欲しかったなあ。と、佐藤浩市と同年代の、昭和育ちの私は思ったのだ。

では、後編!
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