ブルーレイ、買っちゃったよ。映画、買いだすときりがないから、買わないようにしてたんだが。「ホット・ファズ」「ワールズ・エンド」と見たら、監督+主演2人の原点だし、好きなゾンビ映画だし。
観てみたら、メチャメチャ面白い訳でも、上手だとうなる作りでもなかった。もちろん、ちゃんと観られる作品だけど。
《ゾンビ映画として》
ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」が元になっているので、ゾンビの動きが今観ると極度に遅い。小走りでも十分逃げれる遅さだ。今となっては、この動きに鈍さが懐かしい。また、ロメロの「ゾンビ」のテーマの一つでもあった「肉親や友人がゾンビとなった時、あなたはその頭を撃てるか?」というのも十分描かれていた。
で、10年前の映画なので、ゾンビのマネをするとゾンビが気付かないというのは「ゾンビランド」のビル・マレーに通じるのかとか、ラストのゾンビと人類の関係が「ゾンビーノ」(未見だけど)に繋がって行くのかなど、楽しい観方もある。
一応、ゾンビ映画なので、お約束の内蔵引っ張り出しシーンもあるよん。これは「ゾンビ」に敬意を表して似た作りにしていて、でも1シーンしかないけど。
メイキング観てたら、今って血飛沫も合成なんだねえ。グリーンスクリーンの前で別撮りなんだ。
《コメディ映画として》
ショーンとエドの関係が、まるっきり「テッド」だった。絶対、「テッド」、この2人の関係を参考にしてるよ。大人になりきれない仲良しコンビだ。彼女との関係も同じだ。
音楽の使い方は、同年年代だから(いや、私の方が上だな)QueenやChicagoの「愛ある別れ」や、攻撃としては意味のないLP投げは楽しかった。
ビル・ナイもマーティーン・フリーマンも出てた。仲良しなんだね。
で、監督のエドガー・ライトとサイモン・ペッグとニック・フロストが3人並ぶと、監督が一番カッコ良いんだが・・・。