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ヨーロッパ人は貯金をしない!?

2016-03-21 10:56:22 | Weblog
3月21日


国際結婚後に よく聞かれる話は

「パートナー(夫・妻)に貯金あるのか?」だ。

国際結婚に憧れ、結婚するまで多くの書類の提出、ビザの確保・・・と道のりも遠く、肝心な事を聞き忘れ フッと思った時に・・・。

はて

フランス人と結婚したS子は、結婚1年目にして夫から「貯金はしない主義だから」を宣言された。

貯金をしない理由は簡単で、彼の両親も貯金に関する意識が薄い為に まったく考えても居なったそうだ。

これも価値観の違い。

 
私はS子に、「何で そんな大事な話し結婚前に調べなかったの?」と 問いだ出すと

「そんな、貯金とか 皆していると思うし 第一聞けない敏感な話し」と言いだした。

確かに自分で

「俺、貯金 いっぱいあるし」とは言わない。

あくまでもプライベートな話しだから、個人の貯金額となると ここは結婚後に知る事になるだろう。

20代で結婚したからね、貯金額は少ないに決まっている。

そんじゃ、今 貯金が無いなら これから作らせるのはどう?とアドバイスした。

国際結婚をし仮に離婚したケースとなると貯金も2人の財産と扱いになるので折半。

これが、パートナ婚(事実婚)となると、離婚した時に20%~30%しか財産がもらえなくなる。

それでは、どのようにして イギリス人は貯金をしているのか?と言うと、証券、保険会社の年金積み立てなどのケースが多い。

住んでいる国で税金を払っていれば、もちろん年金も もらえるのだが 数年後にはこの国も老人大国となり、年金金額も減る・・・とも言われている。

現在の70代の年金金額は日本円で約30万ほど。(今はちょっと下位に下がったかも)
市バスは無料。
年金もかなり多い額だと思うが イギリスは物価が高い。税金も高い。


年金受給額も年々高齢需給となりつつ

老後をイギリス希望し 年金老後ビザを聞かれるか、この国では年金老後ビザは無い。

イギリスでの老後を過ごすビザは、今の所 「家族呼び寄せビザ」と呼ばれており、(子供が英国に住んでいる証明書が必要)
自分達が持っている財産、貯金提出、イギリスで将来における保護金などは もらえないので要注意。

数年後には70歳からの年金スタートでは無いか?まで予想され イギリスの定年は65歳まで引き上げになった。

もちろん、65歳まで社員なんでしていたら 新人若者も育たない。

大抵の会社は60歳頃に自己退社、契約、パート扱いになるケースがほとんど。

退職金制度があるのは、国家公務員のみ。警察。消防士、国の仕事をしている人など。
その他の会社になると、退職金と言うより積立金となるので まったくしてしてない人にしたら、退職後から年金需給までの間は収入金が無い・・・って事になる。
 
だから
早期リタイアをするような夢の様な生活が遅れる人は ほんの一握り。

晩婚、高齢出産ともなる夫婦なら老後と学費が一度に来るし自宅ローンだって残って居ると思う。かなり厳しい現実。

夫婦共働きでの収入が800万を超えたら子供手当ては貰えない。

給料は上がらず物価だけが上がるこの時代・・・・。
便利な世の中になればなるほど、ITが進化し 将来無くなりそうな仕事だってある。

主婦にはありがたいパートのスーパーのレジ打ちすらも消える職業だし、実際にイギリスのスーパーにはセルフが多い。

ちなみに、診療所の受付もコンピューター。

この国では、医療が無料と言うのが国民にとって一番助かっている。

スコットランドになると薬も無料となる。

NHSと呼ばれる国営の医療に市民は登録し、ここは日本で言うと診療所。
感染系の風邪、皮膚科、妊娠など 一度診療所で診療してから専門医へ紹介されるシステム。

飛び込み診療は出来ず、必ず予約をする。
イギリスの医療は全て予約制となっているので要注意。

NHSが1人頭 年間医療金額は50万以下の規定を決めており 例えば大きな手術も無料なるが、手術をするまでにも予約時間が掛かる。理由は50万も使用しいなそうな人から金額を移動する為の調節と医療会議審査が入るからである。

確かに、我が家は この国で医療を利用するのは1年で数回しかない。
(普通の風邪での通院は認めらていない)

よくイギリスは手術までに3ヶ月待つとか言うが、その背景には きちんとした審査があるためだ。

もちろん命に危険な人が緊急扱いで優先となれるが

手術が無料と言うと、もちろん入院も無料。

心臓病や命に関わる病名以外は ほとんどが早期退院になり自宅静養、外来になるか、体が不自由な人はホーム医師と看護師が尋ねる。

独り身のお年寄りなんかになると、毎日 決まった時間にホーム・ナースが訪問し 下着交換やお風呂など、健康状態なども調べるので良いシステムになっている。

それでは個人病院はあるのか?

はい、個人病院もありますが日本の様に多く開業されていません。
個人病院を経営されていても、NHSとの契約病院もあり 国営病院が混んでいる時に患者を回されるケースがあります。

もちろん、国営が指定しているので支払いは国。

運よければ、素敵で快適な個人病院で手術や入院するケースもあります。

歯医者は開業ですが、医師が出来ない大きな手術、親知らずを抜く、子供の矯正関係は大学病院へ回されるので無料。美容関係は保険は聞きませんので高額です。

イギリスの歯医者では、親知らずも手術扱いとなり大学病院です。

イギリス人は日本の様に がん保険だの入院保険などには一切加入しない。

生命保険も、掛け金が ほぼ決まっているので大金をかける様になる逆に疑われる。

イギリスでは不動産が値下がりをしないので、ほとんどの国民は家、アパートを購入しその金が資産と考えるので これが一番良い貯金方法と考えている。

死後も市から葬儀代も出る。(10年前は2000ポンドくらい)
これはイギリスでの葬儀の平均額となっている。

日本の様に、豪勢な葬式、改名。坊主に払う金、法事代・・・などには一切お金を掛けない。

イギリスとは限らず北欧なども税金が高いが福祉には恵まれている。


知人はこう言う。

日本人が生命保険にお金を掛ける理由は、死後 家族や遺族に その後に掛かるお詫び料金!と言われた事があり納得した。

自分が死んだら、子供達にお願いする墓代・・・・ってこと。

この国では、墓地(土地)は買う事は聞かない。市営が指定して言う場所を選ぶか、最近は墓地を選ぶ人も少なく(年間料が掛かる為)散骨が多い。

パリ市内みたいに、土地は国営、墓地の場所も無い、まさに墓場所取りの激戦区。土地だけのレンタルも年間契約が多く驚いた。
5年、10年契約と聞き、その後は更に契約と聞いたが退去したいなら、遺骨はどうなるんだ

オランダに住む友達が こう言った。

老後は友達と寄り添って生きたい。
1年に1、2回は海外旅行を楽しみたい。

貯金は矢張り必要?

時代が進化し電子マネーの普及になったら、それこそ銀行監視も厳しくなるだろうし、隠し金やタンス預金も出来ない時代になるかもしれない。

自分のお金もお金では無くなる日が来るのであろうか?
































































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