日本の心・さいき

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為になるかも知れない本(その234)

2007-10-09 08:54:01 | Weblog
○昭和60年3月23日(土)曇。
 体がとてもきつかった。恵ちゃんはやっぱり3児の母親になる。次も女の子がいい。男でもいい。元気でありさえすれば。もう、3人で生み止めかなあ。これ以上生めば、恵ちゃんの細い体がガタガタになってしまいそうだ。
○昭和60年3月25日(月)雨。
 体がだらしい。今週の土曜には代わりの先生は来てくれない。しかし考えてみると、昔は1人で全部していた。全く援助なくまる3年間突っ走った。信じられないぐらいに頑張っていた。それと比べると、今は全然違う。2週間に1回は、土曜の夕方から少なくとも24時間は休めるし、土曜の半ドンも、休めることが多いから。しかし、体力がどんどんなっているのは確かなこと。疲れが直ぐに取れなくなっている。
○昭和60年3月27日(水)雨。
 眠たくて仕方なかった。どうも火曜の朝2:10に起こされたのが響いている感じだ。一日おいて疲れがドット出て来る感じだ。自分の体ってそんなに鉄人みたいに丈夫でない。将来は、この臨床経験を生かして、医療系の専門学校などで教えることだけに専念したいなあ。新生児を持っての体力勝負は、40歳までだなあ。体が壊れてしまったら、何も出来なくなる。壊れても誰も責任をとってくれない。自分の体は自分で守るしかないのだ。しかし、家と土地の多額の借金がまだ沢山あるから仕方ないなあ。
○昭和60年3月29日(木)晴。
 何故、自分ってこんなに頑張るのかなあ?小児科は、特に救急は、勝負が早いでけに生き甲斐は確かにある。1人だと責任はあるが、ホントに自分で治したって感じになる。自分の目を信じて細かく見て行けば、手遅れになることはまずないと思う。しかし、それをずっとこんな感じで出来る訳がない。今年の10月からも1人、若い先生を入れてもらいたいなあ。深夜のベビ一で寝てないと、昼間の外来がきつい。それにこんな感じでずっと狭い世界にいること自体が異常な生き方だ。お金を貯めて、いつか外国に行きたいなあ。
○昭和60年3月31日(日)晴。
 苦あれば楽あり、楽あれば苦あり、苦は楽の種、楽は苦の種。周りを見てみると、苦労していた人の方がいい人生を送っている木がする。○○さんが言っていた、イタリアでがむしゃらに働いている若い女性に、「どうしてそんなに若いのに働くの?」と聞いたら、「将来いい思い出を作る為」との返事が返ってきたそうな。
 父はいつも言う、「若い時の苦労は買ってでもせよ」と。医療って、気が抜けない。いつも緊張している。ずっとストレスを抱えたままでは、体に良くないと思うが、1人ではどうしようもない。一生懸命にしても、結果が悪いと最悪となる。

 次の歌は、初代新生児・未熟児センタ一婦長の野々下ツヤ子氏が創った作品(西田病院月報に記載)。
 「 呼吸(いき)止めて また吹きかえす 未熟児よ
        なす術終えて 神に祈るも 」


(しばらく、お休みをします。又、この続きを書くつもりでいます。実は、10月中に、病院に入院をして、長いこと気にしていきている自病を治すつもりでいます。では、それまで、この「為になるかも知れない本」は、休止にさせて頂きます。ご愛読、どうも有り難うございました。又書けることを祈って。そして、手術の結果がいいことを祈って・・・?!)


*「為になるかも知れない本」以外の内容は、日記として、出来るだけ書いて行くつもりでいます。

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